▼処理水めぐる嫌がらせ電話で抗議▼パリパラリンピックまで1年(28日放送)

NHK
2023年8月28日 午後8:46 公開

8月28日のニュース7では、東京電力福島第一原発で処理水の放出が始まったあと、中国からとみられる嫌がらせの電話が相次いでいて、外務省が中国の駐日大使を呼んで抗議し、冷静な対応を国民に呼びかけるよう求めたこと、また、パリパラリンピックまで1年となる中、選手たちを取り巻く環境についてお伝えしました。

①処理水 嫌がらせ電話で中国に抗議

西村経済産業大臣が処理水の放出を始めてから初めて福島県を訪問しました。西村大臣は福島市のスーパーで放出開始の翌日に捕れたヒラメとホッキ貝の刺身を試食し、安全性やおいしさをアピールしました。

一方、処理水の放出後、国内の施設などに中国からとみられる迷惑電話が相次いでいます。取材した山形県の旅館のおかみは「朝昼晩関係なく電話がかかり疲れています」と話しました。電話は福島県や福島市などに少なくとも2000件以上かかっていて、外務省の岡野事務次官は、中国の呉江浩駐日大使を呼んで抗議し、冷静な対応を国民に呼びかけるよう求めました。

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②パリパラリンピックまで1年

パラリンピックのパリ大会まで28日で1年です。東京大会をきっかけに認知度が高まったことで、選手たちが民間企業に就職し、競技に打ち込める環境が整ってきました。

一方で課題もあります。東京大会のあともスポンサーの獲得がままならず、資金調達に悩みを抱える競技団体もあります。射撃や乗馬など9つの競技団体は、連携してスポンサー集めなどを行うプロジェクトを立ち上げ、状況の改善を目指しています。

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