6月23日のニュース7では、太平洋戦争末期の沖縄戦から78年の「慰霊の日」を迎えた沖縄でささげられた平和への祈りや、タイタニック号を見にいく途中で連絡が途絶えた潜水艇についてお伝えしました。
①沖縄戦から78年「慰霊の日」
「慰霊の日」を迎えた沖縄県では各地で平和への祈りがささげられました。ウクライナ侵攻に加え、国内でも南西諸島の防衛力強化が進むなか迎えた「慰霊の日」は平和の尊さを訴える1日になりました。
最後の激戦地となった糸満市摩文仁の平和祈念公園では沖縄県主催の戦没者追悼式が開かれ、岸田総理大臣や沖縄県の玉城知事のほか、4年ぶりに一般の人も参列し、全員で1分間の黙とうをささげました。
岸田総理大臣は追悼式で経済の振興や基地負担の軽減に取り組むとともに、世界平和の実現に向け、不断の努力を重ねていく考えを強調しました。
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②タイタニック観光潜水艇 現場で何が
タイタニック号を見にいく途中で連絡が途絶えた潜水艇の破片が海底で見つかり、乗っていた5人の生存は絶望的になりました。アメリカの有力紙は、連絡が途絶えてしばらくして潜水艇が破壊されるような音をアメリカ海軍が検知していたと報じました。深海の水圧に耐えられず壊れた可能性が出ています。
連絡が途絶えた潜水艇について、アメリカの複数のメディアは、運営会社の元社員が安全上の懸念があると指摘していたと伝えています。裁判で提出された資料の中で元社員は前方の、のぞき窓が水深1300メートルの水圧に耐えられる強度しかなかったなどと懸念を示していました。
映画「タイタニック」の監督、ジェームズ・キャメロン氏はインタビューに答え、今回のことについて「ただただ悲劇的で、恐ろしく、起こるべきではなかったことだ」と述べました。