新春SP 「#アートシェア2022」で紹介した作品/展覧会情報

NHK
2022年1月1日 午前10:16 公開

大地の芸術祭 作品のひとつ「Tunnel of light」(マ・ヤンソン / MADアーキテクツによる)にて

新春SP 「#アートシェア2022」

日曜美術館HPでは放送内容に関連した情報を定期的にお届けしています。こちらは2022/1/1放送「新春SP #アートシェア2022」(再放送1/9)に合わせた情報です。
番組中で登場した展覧会や作品の情報について、改めてご案内。「再生」の2022年、アートに会いに出かけてください!

「大地の芸術祭」(新潟県越後妻有地域)

2000年に第1回が行われ、20年続くアートの祭典。2021年は新型コロナウイルスの影響で多くの地域で芸術祭が延期を余儀なくされました。大地の芸術祭もそのひとつ。2022年春以降の開催が予定されています。

※具体的な会期については、公式サイトでのリリースをお待ちください。

俳優の水原希子さん

豊福亮「樂聚第」/金箔で彩られた茶室

クリスチャン・ボルタンスキー、ジャン・カルマン「最後の教室」/廃校を使ってアーティストが表現したのは「人間の不在」

「大地の芸術祭」総合ディレクター・北川フラムさん

小説家・原田マハさん

「メトロポリタン美術館展 西洋絵画の500年」

今、世界最大のミュージアム、メトロポリタン美術館から西洋名画の傑作65点がきています。中でも、絶対に見逃せない作品があると漫画家・荒木飛呂彦さんが紹介してくれたのは……。

【展覧会情報】

「メトロポリタン美術館展 西洋絵画の500年」
2021年11月13日- 1月16日 大阪市立美術館(大阪)
2月9日-5月30日 国立新美術館(東京)

漫画家・荒木飛呂彦さん

ジョルジュ・ド・ラ・トゥール「女占い師」 おそらく1630年代 メトロポリタン美術館蔵 Rogers Fund, 1960 / 60.30

「傑作中の傑作だと思う。これが日本で見られるというのは世紀の大事件だと思います」

ルカス・クラーナハ (父)「パリスの審判」 1528年頃 メトロポリタン美術館蔵 Rogers Fund, 1928 / 28.221

「現代のファッションモデルみたいなポージングをとっていて、神話世界の古い題材ですけど見るたび新鮮。ポージングはジョジョでも重要なんですけど。なんか見ている人の印象に残るんですよね」

 
【こぼれ話】

今回の番組では、時間の関係でご紹介ができなかったのですが、本当はもうひとつ荒木さんおすすめのアートがありました。ドイツの現代美術家、ゲルハルト・リヒターの「雲」。荒木さんは「空だけを描いた作品はあまりなく、画家の挑戦する心意気が素晴らしい!」と絶賛していました。

リヒターの「雲」は6月4日から始まる、国立西洋美術館リニューアル記念展「自然と人のダイアローグ フリードリヒ、モネ、ゴッホからリヒターまで」でご覧いただけます。

東京国立博物館創立150年記念 特別展「国宝 東京国立博物館のすべて」

東京国立博物館が所有する国宝、89点すべてが出品されるという史上初の展覧会。漫画家・ヤマザキマリさんが見逃せない作品をプレゼンしてくれました。

【展覧会情報】

東京国立博物館創立150年記念 特別展「国宝 東京国立博物館のすべて」
10月18日-12月11日
※会期・開館日・開館時間・展示作品・展示期間・開催内容等については、今後の諸事情により変更する場合があります。

漫画家・ヤマザキマリさん

狩野永徳  国宝「檜図屛風」  安土桃山時代 東京国立博物館蔵

「襖絵っていうのは空気を変える絵じゃなきゃいけない。少女漫画だと可愛い女の子が出てくる後ろに花束薔薇が描かれてるそれと同じような効果を出さなきゃいけない。これはどんな人が(襖の前に)入ってきても、ウワッてなる絵だと思う」

長谷川等伯 国宝 「松林図屏風」 東京国立博物館蔵 

「これは樹木を描きたいんじゃなくて、霧を描きたいんだなって見つめるべき絵。目をこらせば実はもっともっと奥に樹木があるんじゃないかって思わせられる」

「生誕100年 特撮美術監督 井上泰幸展」

3月、東京都現代美術館では、特撮美術にスポットを当てた展覧会が開かれます。

【展覧会情報】

「生誕100年 特撮美術監督 井上泰幸展」
3月19日-6月19日 東京都現代美術館(東京)

舞台裏を訪ねた俳優の永山瑛太さん。怪獣へドラを愛してやまないと言います

井上泰幸 「ゴジラ対ヘドラ」(1971) ヘドラの初期デザイン案

青森県立美術館ナイトミュージアム

今、各地の美術館で「ナイトミュージアム」が開かれ、人気を呼んでいます。

青森県立美術館では、奈良美智による八角堂(「Miss Forest / 森の子」)、「あおもり犬」をライトアップ!マルク・シャガールによるバレエ「アレコ」の舞台背景画全4幕が展示されている大空間「アレコホール」も入場可能。

2022年開催予定
※開催日程については美術館からのリリースをお待ちください

俳優・橋本愛さんがナイトミュージアムを訪れました

青森県立美術館のネオンサイン

ナイトミュージアム見どころのひとつ、ライトアップされた奈良美智の「Miss Forest / 森の子」

今年注目のアーティスト×片岡真実

現代美術の目利きキュレーター、片岡真実さんが紹介してくれるのは今、注目のアーティスト金沢寿美さん。「コロナになって3年目に突入するわけなんですけども、この間毎日をどう生きるのかということがすごく問われたと思います。金沢さんの作品はそのことをすごく深く、ただ身近に考えさせてくれる」

片岡真実さん(キュレーター/森美術館館長)

アーティストの金沢寿美さん

金沢寿美「Drawings on newspaper 新聞紙のドローイング」©Ryuichi Maruo

「一面に広がる星空のような景色。この作品、実は新聞でできています」

中銀カプセルタワービル×中野信子・樋口真嗣

今年消えてしまうかもしれない昭和の名建築。今から50年前に作られたカプセル型の集合住宅「中銀カプセルタワービル」(東京・銀座)。老朽化が進むなか、保存・再生を目指す活動が続けられてきましたが昨年敷地売却が決まり、今年中に解体される可能性が高くなっています。

カプセルを別荘代わりに使っていた脳科学者の中野信子さん(左)中野さんの友人で、映画監督の樋口真嗣さん(右)

黒川紀章 「中銀カプセルタワービル」

 ※中銀カプセルタワービルは集合住宅ですので、無断で建物内に入っての見学などはお控えください。

よさこい×菅原小春

毎年8月、全国から200チーム、1万8000人の踊り子が集まり朝から晩まで4日間にわたって高知市内を乱舞するよさこい祭り。2020、2021年はコロナ禍で中止。今年こそはと準備を進めています。ダンサーの菅原小春さんが今年シェアしてほしいアートは、よさこい祭りだと言います。

※2022年のよさこい祭りの開催については、公式サイトでご確認ください。

菅原小春さん ©Yusuke Abe

2019年、菅原さんがよさこい祭りに参加したときの様子

2022年、今年こそは素晴らしい年になりますように!