日曜美術館
“いま”から見つめる、新しい“美の楽しみ”
2022年8月17日(水) 更新
横山 操「炎炎桜島」(1956年)
「雄々しき日本画〜横山操、伝統への挑戦〜」
初回放送日: 2021年1月24日
1950年代、風雲児のように現れた画家、横山操(1920~1973)横山の絵が世間を驚かせたのは、およそ日本画らしからぬ画題だった。『溶鉱炉』は製鉄所の工場が描かれ、『塔』には、事で焼け落ちた谷中の五重塔の黒焦げた骨組みが描かれた。作品の根底には、20代の10年間を従軍とシベリア抑留で奪われた悲惨な体験が横たわる。番組では、生誕100年を機に日本画の伝統に挑戦し続けた画家、横山操の絵と人生を描く。