日曜美術館
“いま”から見つめる、新しい“美の楽しみ”
2023年5月23日(火) 更新
アトリエで新作絵本「つかまえた」を描く田島征三
- アトリエで新作絵本「つかまえた」を描く田島征三
- 少年時代の忘れられない体験を描いた絵本「つかまえた」
- 30代の代表作「ふきまんぶく」原画
- 廃校を利用して作った空間絵本「学校はカラッポにならない」
「田島征三 いのちのグリグリを描く」
初回放送日: 2020年10月4日
絵本作家・田島征三(たしませいぞう)、80歳。年を重ねた今も、絵本を年に5冊のペースで制作。数万の木の実で作るアート作品や、廃校を利用した巨大立体“絵本”など、創作意欲は衰えを知らない。今、こん身の力で向き合うのが幼少期の体験。自然の中で、暴れる河魚を素手でつかんだ感触だ。今も手のひらに残る命のひびきをどう形にするのか。新型コロナの影響で家にこもるしかなくなった中、自らと向き合う田島に密着する。
© 安曇野ちひろ美術館蔵
© 鉢&田島征三・絵本と木の実の美術館蔵