“いま”から見つめる、新しい“美の楽しみ”
初回放送日:2020年9月13日
雨や雪など自然の変化を巧みに織り交ぜて日本の風景を情緒豊かに描き出し、“風景の叙情詩人”と呼ばれる歌川広重(1797-1858)。その代表作の一つに、中山道の名所や宿場を網羅したシリーズ版画『木曽海道六拾九次』がある。番組では、『木曽海道六拾九次』を、旅・自然・人間という3つの視点から広重風景画の魅力を紹介するとともに、摺(す)りの再現などを通して、広重の技の秘密を明らかにする。