全日本綱引選手権で優勝「BIWAKO同志会」さんの筋肉に学ぶ!おはSPO筋肉体操

NHK
2023年8月18日 午後2:27 公開

今年度の「おはSPO筋肉体操」は、第一線で活躍するアスリートに加えて、幅広くスポーツに関わる人たちを訪ね、バラエティー豊かにお伝えしていきます。

今月は、綱引き! 3月に行われた「全日本綱引選手権」で優勝した「BIWAKO同志会」の皆さんと筋肉を鍛えます。

メンバーは総勢14人。ほとんどが競技歴20年を超え、それぞれ仕事を持ちながら綱引きに打ち込んでいます。

鉄道会社に勤めるかたわら26年競技を続ける代表の長田孝さんに学びながら、谷本先生が奥深い綱引きの世界をひもときます!

第1回 “指の筋肉”鍛えて 暮らしに役立つ握力アップ⤴

https://movie-a.nhk.or.jp/movie/?v=n4119mbk&type=video&dir=oaf&sns=true&autoplay=false&mute=false

谷本道哉さん

綱引きはきついですし、長田さんは綱引きのどんなところに引き込まれていますか?

長田孝さん

ほかのスポーツもそうだと思うんですけど、綱引きも「心技体」、特に「心」の部分が大きくて。体を鍛えるところもあるんですが、最後の我慢、ひと絞り、心を鍛えるという部分にだいご味を感じています。あと、ほかの競技よりもチームワークといいますか、組織力がとても大事な競技なんです。みんなが、はじめから最後まで同じ動きで同じ時間引くということで、1人が違う動きをしたり1人が諦めたりすると終わる。「心技体」、そしてもう1つ組織力の「組」という、その4つが必要だというところに強い魅力を感じています。

勝った時にヒーローは生まれないんですよね。全員が同じレベルで喜べるというか、そういう競技なので、勝った時にものすごく一体感が出てきて、楽しい競技だなと思っております。

谷本さん

「心技体組」、新しい言葉ですね! 僕も始めてみたい気持ちになりました。

長田さん

本当ですか。やりましょう!

谷本さん

崩れてしまう1人にならないように頑張ります(笑)。ところで長田さんにお会いして最初に目がいったのは、グローブみたいな手ですよね!

長田さん

人さし指が「親指か」って言われます(笑)。

谷本さん

指が太すぎて困ったエピソードはありますか?

長田さん

手袋がまず入らない。仕事で手袋を使用するんですけど、入らなくて。

谷本さん

これは入る手袋がないですよ(笑)。しかもマメがあるので、引っ掛かりますよね?

長田さん

そうですね、皮がむけて血だらけになっている時が結構あるので、今でこそ電子マネーになったんですけど、コンビニで手を出すのが恥ずかしくて。

谷本さん

誇りを持って出してください !

長田さん

ありがとうございます(笑)。

谷本さん

握るメインの筋肉は前腕の筋肉なんですけど、それだけでは足りなくて、指1本1本ですごく強く握っていると思うんですよ。綱引きをやったあとって、前腕だけじゃなくて、指それぞれもすごく疲れるんじゃないですか?

長田さん

そうですね、疲れるというか、痛い状態になりますね。

谷本さん

指を1本1本動かすのは、指の中にある筋肉なんです。こまやかな動きをするのに大事な筋肉なので、皆さんも鍛えておいた方がいいですよ!

綱引き選手のような指にはならないですけど、そんなところを目指して、皆さんも一緒に指のトレーニングをしていきたいと思います!

長田さん

やりましょう!

第2回 広背筋 鍛えて シルエット美しく

https://movie-a.nhk.or.jp/movie/?v=a5434827&type=video&dir=oaf&sns=true&autoplay=false&mute=false

谷本道哉さん

綱引きでは上半身の筋肉をすごく使うと思うんですけど、自信のある部位はどの辺りになりますか?

長田孝さん

後ろの部位なので広背筋や腰の辺りですかね。綱引きは引く動作もあるんですけど、相手に引かれることがあるんです。足は止まっているので、どうなるかというと相手に体が持っていかれて、それをまた元の位置に戻すんです。その時に広背筋をものすごく使うんですよ。

谷本さん

逆三角形になりますよね! それだけ広背筋が強いと日常でも楽だなっていう動作はありますか?

長田さん

便利使いで、荷物を持ち上げる、運ぶというのはよくよく頼まれます(笑)。

谷本さん

お安い御用だっていう事ですよね!

長田さん

任せてください!

谷本さん

とても頼もしいと思います(笑)。広背筋を見せていただきたいんですけど、上着を着ていらっしゃるのでどうしましょうか?

長田さん

そうしたら、うちのメンバーに。伊藤龍二くん登場!

谷本さん

厚みもありますね。頼りになる背中ですね。すいません、触り放題で(笑)。

長田さん

綱引きを週3回練習していて、そのほかに筋トレも週3回行っていますので、その練習のたまものだと思います。

谷本さん

立派に成長していますね! 皆さんもタオルを使って、おうちで、綱引き的な運動で、綱引き選手のような広背筋を目指していただこうと思います。

長田さん

やってみましょう!

第3回 リズミカルに足踏み 太ももの筋力アップ⤴

https://movie-a.nhk.or.jp/movie/?v=e2bbelhr&type=video&dir=oaf&sns=true&autoplay=false&mute=false

谷本道哉さん

力強い綱引きは上半身に目がいきがちですけど、やっぱり原動力は足ですかね? 太ももには相当きますか?

長田孝さん

そうですね。一番使うのが太ももの筋肉です。一番疲れる箇所で、一番大きな筋肉なので、持久力も要りますね。

谷本さん

1試合の時間はどれくらいなんですか?

長田さん

長い試合だったら4分間。時間無制限で4メートル引くという競技なんです。

谷本さん

4分! やめたくなる時があるんじゃないですか?

長田さん

たった4メートルと思うんですけれども、これがものすごく長い距離に感じるんですよね。

谷本さん

3メートル90までいっても負けてしまうことも?

長田さん

多々あります。その時はやっぱり一番は足ですよね。足の筋肉がどれだけ最後までもつかっていう戦いになります。

谷本さん

皆さん、綱引きではこれから足にも注目して見ていただきたいと思います! そんな太ももをちょっと鑑賞したいんですけど……。

長田さん

福岡くん、こちらに来てください。

谷本さん

ありがとうございます、すばらしい足を全国の皆さんにお見せしてください! すごく大きいですね、下まで太いです。全体的にものすごく太くてかっこいいですが、内側広筋が特に大きいのを感じますね。これで4分間引ききるんですね! この足はどうやってつくられたんですか?

福岡充弥さん

綱引きは下半身にずっと力が入った状態なので、足の方も自然と太くなっていって。

長田さん

綱引きそのものでできた足だと思います。

谷本さん

福岡さんのような足になりたければ、綱引きをやりましょうということですね! 太ももの筋肉は実は体を支えるのにものすごく大事なんです。きょうは、太ももの筋肉を鍛えながら持久力もしっかりつけられる、そんな楽しい体操を一緒にやりましょう。

福岡さん

やりましょう!

第4回 脊柱起立筋 鍛えて 背筋を伸ばす

https://movie-a.nhk.or.jp/movie/?v=n585je0n&type=video&dir=oaf&sns=true&autoplay=false&mute=false

谷本道哉さん

綱引きは引く動作ですから、背中を後ろにぐっと反る動きになりますよね? 背骨のところに脊柱起立筋というのがあるんですけど、その辺りはすごく使っている感じはありますか?  

長田孝さん

同じ姿勢でずっと耐えているホールド状態でじっとしている時に、かなり背中の筋肉を使いますね。

谷本さん

今、メンバーの皆さんが練習されていますけど、脊柱起立筋がものすごく強いんだろうなと感じます。皆さんピシッと背筋が伸びて綱を引っ張っていますよね?

長田さん

あの姿勢が効率よくロープに力が伝わる形なんですよ。

谷本さん

特にちょうどそこで練習されている方! 完璧な背中のアーチですごくきれいですよね。綱を引く時の形というのは、キャリアで違いはありますか?

長田さん

谷本先生がきれいだと言われた選手はもう20年以上やっている選手で、あの姿勢を取れるようになるには10年以上かかると思います。やっぱり分かるんですね! バッチリです!(笑)

谷本さん

僕は見る目があります(笑)。それでは、綱を引いている時の背中の姿勢で、強い人、強くない人の違いが一目瞭然で分かるんですね?

長田さん

一目瞭然で分かります。床を踏んでいる力をいかに綱の方向に変えるかっていうところで姿勢が大事なので、すぐに分かりますね。

谷本さん

脊柱起立筋は、もちろん綱引きで引っ張る時にめちゃくちゃ使うんですけれども、ふだん皆さんが姿勢を支えている時も後ろから引っ張って支えてくれているんですよね。綱引き選手のような強い脊柱起立筋で、皆さんもきれいな姿勢を手に入れていただきたいと思います。

長田さん

はい、よろしくお願いします!

第5回 左右に伸ばして 腰まわりを楽に

https://movie-a.nhk.or.jp/movie/?v=c9mz90f6&type=video&dir=oaf&sns=true&autoplay=false&mute=false

谷本道哉さん

運動会の綱引きで勝つのに、一番簡単なコツを1つ挙げるとしたらどんなところでしょうか?

長田孝さん

できるだけグリップの効く靴を履いて、できるだけ体重を後ろにかけてください。空を見上げる形で。後ろに体重をかけて、自分の体重をどれだけ綱にかけるかというのがコツだと思います。

谷本さん

皆さん、そのコツでぜひ運動会頑張ってください! ところで綱引きは全力で引き合いますから、ものすごい力が背骨にかかりますよね?

長田さん

自分の力と相手から引かれる力で、かなり縮められているような感じになりますね。

谷本さん

1試合したら背が1センチ縮んでいるんじゃないかっていう感じですよね(笑)。圧縮力がものすごくかかると思うんですけど、やっていて、腰まわりはだいぶきついですか?

長田さん

そうですね、一番痛めるところが腰ですね。

谷本さん

ケアもすごく気を遣っていらっしゃいますか?

長田さん

ストレッチはしているんですけれども、大会前にきつい練習をするとなかなか疲れが取れなくて、痛めたりしてしまいますね。

谷本さん

腰の状態で練習量を調整したりすることもありますか?

長田さん

あります。腰の回復はものすごく遅いので、軽めの練習に調整したりとか、時にはもう練習を止めたりもします。

谷本さん

やっぱりケアはすごく大事ですよね。綱引きのような強い力はかかっていないですけど、腰まわりは日常で負担がかかっている部分ですから、少しほぐすような体操をきょうは一緒に行ってみたいと思います。

長田さん

よろしくお願いします!