カヌー・羽根田卓也さんの筋肉に学ぶ! おはSPO筋肉体操 アフタートーク

NHK
2023年8月18日 午後2:28 公開

6月の筋肉体操は、リオデジャネイロオリンピックの銅メダリスト、カヌーの羽根田卓也選手です。

日本カヌー界をけん引する羽根田卓也さんの筋肉に学ぶ!おはSPO筋肉体操

体操には、副島萌生アナウンサー、金子峻アナウンサーが挑戦しました!谷本道哉さんとアフタートークを行い、体操のポイントなどを聞きました。

第1回 “ワイパー”の動きで 内腹斜筋を鍛える

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副島萌生アナウンサー

腹斜筋を鍛える体操、きつかったですね!

金子峻アナウンサー

私は体が硬いからなのか足を伸ばすのも結構大変だったんですけど、膝を曲げていてもちゃんと効果はあるものなんですか?

谷本道哉さん

効果はあります。膝を曲げれば負荷が下がるので、強くやりたい人は伸ばした方がいいです。

金子アナ

私は筋力的に、曲げる方がちょうどよかったように思いました。副島さんは足がピンと伸びていてすごいなと!

副島アナ

先生、私の体操はどうでしたか?

谷本さん

きれいだったと思いますよ。あと動きもしっかりできていたので、腹斜筋が強いんじゃないかなと思いました。

副島アナ

うれしいです。

金子アナ

腹斜筋は、日頃どういうふうに使っているものですか?

谷本さん

歩く時に実はすごく使っているんです。歩く時は腰の部分をねじって歩いているので、腹斜筋が強いほうが骨盤を大きく回せて、すいすい歩けます。走る時も結構使っているんですよ。走ると脇腹が痛くなったりするでしょう?

金子アナ

なりますね。しっかり使っているからこその筋肉痛なんですね。

副島アナ

体操をするときに気をつけたほうがよいポイントはありますか?

谷本さん

椅子の後ろをがっちり強く持つことです。足を振るときに体がついていかないよう、まっすぐにしておくことが大事です。

金子アナ

左右に足を動かすと体も持っていかれそうになるんですけど、正面を向いてぐっとこらえることが大切なんですね。

谷本さん

きちんと体を安定させれば、足も振りやすくなりますよ。その際、椅子は固定するなど、動かないようにしてください。

副島アナ

背もたれに背中はついて大丈夫ですか?

谷本さん

問題ないです。後ろにしっかり倒れた方が腹斜筋には効きますから。後ろに体を倒せるように、椅子の前の方に座るのがポイントです。ぜひ鍛えてみてください。

第2回 “タオルトレーニング”で広背筋を鍛える

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金子峻アナウンサー

タオルを使うと「ここ(背中)の筋肉にきいている」というのがよく分かりました。動きとしては本当にシンプルで、部屋の中でもゆっくりできるなと思いました。

谷本道哉さん

広背筋は「引く種目」なので、家でなかなかできないんですよね。腕立てなど「押す種目」だったら家で簡単にできるんですけど、引く動きは鉄棒とかがないとできない。でもタオルがあれば、懸垂と同じように背中にものすごくきかせることができるんです。どれだけきついかはその人の頑張り次第なので、自分に甘えずに厳しく追い込んでくださいね(笑)。

副島萌生アナ

タオルを持つ手の幅はどれぐらいだとよいでしょうか?

谷本さん

肩幅ぐらいですね。懸垂するときと同じようなイメージでしていただければいいかなと思います。タオルがない場合は手で組んで行います。

副島アナ

手の組み方はどのような形がよいですか?

谷本さん

どんな組み方でもよいです。しっかり組めるほど強い力で横に力が加えられますから、持ちやすい形でしていただくのがよいと思います。

金子アナ

とにかく引く力というのを意識してということですね。

谷本さん

そうですね。懸垂では広背筋と二頭筋が鍛えられるんですけど、タオルでやると広背筋と三頭筋にききますから、二の腕にも効果的です。

副島アナ

この時期にはうれしいですね。これから夏本番になっていきますからね。体操をするときに気をつけたほうがよいポイントはありますか?

谷本さん

腕を上げる時は背中を少し丸め気味に、下ろす時には反らし気味にすると、動く範囲がより大きくなって効果的です。

金子アナ

縮める伸ばす、縮める伸ばすというのをしっかり繰り返すことが大事なんですね。

谷本さん

そうですね。大きな動きを意識してぜひやってみてください。

第3回 パドルこぐ動きで バランス感覚を磨く

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谷本道哉さん

日常生活では転倒がやっぱり一番怖いですよね。骨折とかケガにつながりますから、まず転ばないことが大事です。羽根田卓也選手に学ぼうということで、カヌーの動きに合わせた体操をやってみました。

金子峻アナウンサー

あの動きはふだんやらないですから、自分のバランス感覚を確認するいい機会になりました。

副島萌生アナウンサー

ちなみに、人がバランスをとるときに一番力が入っているところはどこなのでしょうか?

谷本さん

体幹とよく言いますけど、バランスに影響があるのは実は体から離れているところなんですよ。ピエロは綱渡りするときに長い棒を持つでしょう? 皆さんも、バランスをとろうとすると手が自然に広がりますよね。手足、足先でバランスをとっているところが大きいのです。今回は体操で手を大きく動かしながら足も大きく振りながら、というのをやっているので、遠くにある手足でうまくバランスをとる練習になっているのではないかなと思います。

金子アナ

私はパドルを持ってやりましたけど、結構大きく動かさないとパドルがひっかかるので体を大きく動かしていたのですが、バランスがとれているなと感じました。

谷本さん

おそらくピエロの綱渡りのときの棒みたいな役割になって、パドルを使ってバランスをとっていたんですね。

金子アナ

もしかしたら、ご自宅でやる時にはホウキとか、そういう棒状のものを持ってやるのもよいかもしれませんね。

谷本さん

そうですね。持った方がやりやすいかもしれません。ぜひ試してみてください。

第4回 カヌーの動きで 持久力を高める

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金子峻アナウンサー

やりきった達成感は非常にあったんですけど、本当に疲れましたね(笑)。

谷本道哉さん

持久力はしっかり息が上がるようなことをしたほうが上がるんですよ。持久運動は部屋の中でできないイメージがありますよね? 「外に出なくてもできるじゃん」というのはいいですよね。意外や意外でしょ?

副島萌生アナウンサー

意外や意外でした。6月だと梅雨時期でなかなか外に出たくないという方が多いと思うんですが、これだとできますね!

金子アナ

もう言い訳ができませんね(笑)。

谷本さん

あとは車いすなど座っている生活の方でも、上半身を激しく動かすとしっかり息を上げられます。いろいろな疾患のリスクが下げられますし、全身の循環もよくなって体調もよくなると思うので、ぜひやっていただきたいですね。

副島アナ

どのぐらいやったらいいですか? 一日で行う目安はありますか?

谷本さん

研究としては、20秒めいっぱいやって10秒休んでというのを8セット、4分間行うと、持久的能力がすごく上がったというのはありますけど、かなりきついので(笑)。それよりうんと負荷を減らして、例えば今日の30秒でもあれだけ息が上がっていますので、できればもう1セット頑張って合計して1分間ぐらいやれたらいいですけどね。ふだんよりも強い負荷をいかにかけられるかが大事で、30秒ぐらいのやりやすいところから始めて、頑張ってさらに1セット、もうちょっと頑張って2セットとかやっていただけると、より効果は上がると思います。やろうかなと思っている間に30秒なんてあっという間にたちますから。「やろうかな、どうしようかな」と3分悩んでいる間に、30秒6セットできます(笑)。

金子アナ

甘えておりました(笑)。まずは30秒から頑張ります!