「捨てカズマ」

何でもないただの小石が大好(す)きなカズマ。あつめた小石が多すぎて、棚(たな)に入らなくなってしまった。棚には小石のほかにも、学校で作った工作やサッカーの優勝(ゆうしょう)トロフィーなど、思い出のつまったものがいっぱい。あれもこれも捨(す)てられないとなやむが小石のためならしかたがない。「思い出は心の中にあればいい」と捨ててしまう。やがてカズマは、目についたものをなぜかかたっぱしから捨てはじめた。