宇宙人（うちゅうじん）・諸星（もろぼし）はあせっていた。オトンとオカンにお嫁（よめ）さんを会わせるとウソをついてしまったのだ。あと少しでオトンとオカンが地球（ちきゅう）にやってくる。諸星は、うすいさちよとおじゃる丸と組んで、かりそめの三人ファミリーを結成（けっせい）する。はたしてオトンとオカンをやりすごすことができるのか。この作戦（さくせん）にしっぱいはゆるされない。ミッション、スタート！

町から遠くはなれた山の中。崖（がけ）の上にポツンと咲（さ）いたお花さまに、電ボが一目ぼれ。お花さまをデートにさそうが、すげなく断（ことわ）られてしまう。お花さまは、そこから動（うご）くことができないのだ。それならば、と電ボは崖まで毎日通うと約束（やくそく）する。色んなプレゼントとおしゃべりで楽しませようとする電ボ。そのひたむきさに、お花さまはだんだん心をゆるしてくれるようになって…。

陶芸家（とうげいか）の多山が、木にのぼった拍子（ひょうし）にハラマキを枝（えだ）にひっかけて破（やぶ）いてしまった。まさかのミスにショックを受（う）ける多山。…というのも、そのハラマキは帽子作家（ぼうしさっか）のテレ子からプレゼントされた大事（だいじ）な品（しな）だったのだ。遊（あそ）びに来ていたおじゃる丸たちは、恥（は）ずかしがりやな多山にかわってテレ子に修理（しゅうり）をたのむ。

月光町は雨つづき。コマ犬のオコリン坊（ぼう）とニコリン坊は、大切な満願神社（まんがんじんじゃ）がますますボロボロになってしまうのを心配（しんぱい）して、手作りのてるてる坊主（ぼうず）においのりした。すると、いかつい顔（かお）のてるてる坊主が動（うご）き出した…。てるてる坊主の「テルオ」の力で、空は快晴（かいせい）に。一方、ジメジメしているのが好（す）きな貧乏神（びんぼうがみ）の貧ちゃんは…。