満願神社(まんがんじんじゃ)よりにぎわっていたとなり町の神社がつぶれたらしい。貧乏神(びんぼうがみ)の貧(びん)ちゃんによると、その神社に新しい貧乏神が「生(は)えた」のだという。そういえば、最近(さいきん)満願神社のたてものに赤い玉が生えてきたと、ニコリン坊(ぼう)が思い出す。それこそまさに貧乏神のタマゴだと貧ちゃん。貧乏神がふえたらたまったものではないとオコリン坊はなんとかしようとするのだが。
ある朝、電ボがぬけがらを残(のこ)して消(き)えていた!ショッキングなできごとにとまどうおじゃる丸と田村一家だが、ステキな姿(すがた)に成長(せいちょう)して帰ってくるにちがいないと思い直し期待(きたい)をふくらませはじめる。しかし、電ボはものかげにかくれて頭をかかえていた。脱皮(だっぴ)してもまったく同じ姿のままだったのだ。山ごもりを決心(けっしん)した電ボは、その間の代役(だいやく)をさがす。
赤紫式部(あかむらさきしきぶ)から出された「手習い(てならい)」の宿題(しゅくだい)を、おじゃる丸はなんとかやらずにすませたい。父上がむかしやった宿題を自分がやったことにしてしまおうと思いつき、さっそく父上に宿題を借(か)りに行く。ところが父上も手習いが大キライで、父上の父上がやったものを借りて提出(ていしゅつ)したという。こんどは父上の父上に会いに行くおじゃる丸。宿題からのがれることができるか?
フリーターのケンさんは、自分に向(む)いている仕事(しごと)をもとめつづける「さすらいのフリーター」だ。ある日ケンさんは、ついに月光町を出ることを決意(けつい)する。自分には月光町はせますぎる、もっと大きな町に行けばきっと自分に合った仕事が見つかるにちがいないと考えたのだ。いなくなることを知ったらみんな悲しむだろうなあ、でも、やっぱり行くんだ。ケンさんは町の人たちに別(わか)れを告(つ)げに行く。
見逃し配信の視聴には登録が必要ですが 登録後すぐにご覧いただけます