何ということのないそこらへんのただの小石をこよなく愛(あい)するカズマは、ある時思った。自分があつめて部屋(へや)に置(お)いている小石くんたちだって外で遊(あそ)びたいんじゃないかな?しかし、小石をぜんぶもって出かけるのは重(おも)くてたいへんだ。カズマは、おじゃる丸のエボシの中に入れてほしいとたのみこむ。おじゃる丸を運(はこ)び役(やく)に、カズマと小石くんたちの、楽しい毎日が始(はじ)まる。
赤紫式部(あかむらさきしきぶ)が書いたヘイアンチョウで大人気の絵巻物(えまきもの)『おじゃる源氏(げんじ)』。主人公(しゅじんこう)・おじゃる源氏と親友のアオの中将(ちゅうじょう)は、みんなの前で舞(まい)を舞(ま)うことになる。しかし、舞が苦手(にがて)なアオの中将は一人思いつめてしまって…。なんとか助けになりたいおじゃる源氏。そこでそっと一言「しゃるうぃーだんす?」
おいしいうどんとそばのお店・田舎庵(いなかあん)を営(いとな)むタヌキのたっちゃんとキツネのきーちゃん。かつて、ふたりは「タヌキやキツネは人をだましてよろこぶ」と書かれた絵本を読んで大ショック。そんなことはないと、人間に知ってもいたくて月光町にやってきた。しかし正しく伝(つた)えようとしてもなかなかうまくいかず、落(お)ちこんでいた2人にあたたか~いうどんとそばをそっと出してくれた人がいて…。
月光町に雪がふった日、マリーさんのお屋敷(やしき)の下宿人(げしゅくにん)たちがわちゃわちゃと雪あそびを楽しんでいた。そこにやってきたのは、こわいオバケたちをみんなまとめてあの世(よ)に送(おく)る「退散(たいさん)や」。退散やはオバケ屋敷の館長(かんちょう)さんをねらって来たのだが、なかなか見つからない。あれ?退散やのそばにツンツン頭の雪だるまがたたずんでいるっ。退散や、うしろうしろ~。
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