〈 番外編 〉 生中継の裏側をのぞきみ!!【ハレ舞台通信vol.9】

NHK
2023年1月10日 午後5:00 公開

みなさんこんにちは!
松本真季アナと同い年、ディレクターの竹内杏莉です。

「舞台通信vol.8」でお伝えしたオペラの生中継の裏側を紹介していきます!
よろしくお願いします!

9:00 全体打ち合わせ

まずは、局内での打ち合わせから・・・・
PD(プロデューサー)・FD(フロアディレクター)・アナウンサーや
撮影・照明・音声などの技術担当者が集まり、流れを確認します。

この日の中継はなんと総勢21人!みんなで気合いを入れて臨みました。

中継車で現場に到着!

今回中継で使用したのは、CSKと呼ばれる「中継車」です。
赤道上36,000kmの通信衛星(CS)を利用して、現場の映像を伝送していて
トンネルの中などを除く、ほとんどの場所から中継することができます。

あとで、車内の写真も登場しますよ!

準備スタート!

まずは中継場所のセッティングから。
いろんな機械を運び込んで中継に向けて環境を整えていきます。

◆それぞれの担当をご紹介!

使用したカメラは4台!

オペラの魅力が伝わるように様々な角度から
“出演者の動き”や“細かな表情”を捉えます。

照明は現場の明るさが均一になるように照らし、
出演者の“表情”や“衣装”をより良く魅せられるように調整していきます。

こちらでは、
出演者の「ピンマイク」や「楽器」に
立てているマイクの“音量”や“響き”などのバランスを調整しています!

冒頭にご紹介した中継車内です。
それぞれのカメラの“色彩”や “明るさ” の調整。
“衛星への電波の打ち上げ”も担っているところです!

セッティングが完了したら、それぞれの動きなど細かいところを確認します。

一方そのころ、岡山局内では・・・・

こちらは岡山局内の送出卓と呼ばれる、放送をするうえで欠かせない場所。

今回披露していただいたオペラは 「イタリア語」
視聴者のみなさんに分かるよう日本語字幕をお届けするため、
何度も曲を聴きこんで、字幕のタイミングを確かめていました。

◆本番まで最後の調整・・・・

本番時間のぎりぎりまで、カメラの切り替えタイミングなどを確認していきます。

松本アナが中継で使う紙芝居の練習をしているところをパシャリ!

実はこの紙芝居、、、、。
幼いころ幼稚園の先生になるのが夢だった私、竹内がつくりました。
みなさんにわかりやすくお伝えできるよう
松本アナにたくさんのアドバイスを受けながら心を込めて制作しました。

いよいよ本番スタート!!

こちらは再び、中継車内!この場所で4台あるカメラを切り替えます。
まさに・・・・・・中継の“心臓部分”です!!

「インカム」と呼ばれる連絡装置を通して
現場にいるカメラクルーやスタッフと連携をとり、放送をすすめていきます。

初めて中継車に座った竹内はこの瞬間、心臓がバクバクでした。

若手カメラクルーも真剣なまなざしで映像に集中!!
何が起こるかわからない生放送という緊張感が現場全体に広がります。

そして、10分以上にもわたる生中継は無事に終了。

今回、たくさんの方のご協力のおかげで生中継をすることができました。
オペラや出演してくださったみなさんの魅力が
「もぎたて!」をご覧のみなさんにお届けできていたらうれしいかぎりです。

放送を見逃した方は、
上記にあるリンクから動画をご覧いただければ!と思います。

私自身、これからも「表現者のみなさん」や、
舞台を「支えるみなさん」を “全力応援”していきたいと思います!!

ご覧いただきありがとうございました!!