2022年9月から10月までの間に開催された「おかやま国際音楽祭」
そのなかのイベントのひとつ・・・・。
10月14日(金)に岡山市北区のルネスホールで上演された「オペラ“椿姫”」
ハレ舞台では、その公演に出演されたみなさんをご紹介しました。
↓↓↓事前の練習場に松本真季アナウンサーがお邪魔させていただき
生中継を行った動画はこちらです↓↓↓
◆今回の舞台は 岡山市北区にある”ルネスホール”
大正11年に建設された 「ルネスホール」
日本銀行の岡山支店としても使われ、去年“100年”を迎えました。
かつて銀行だった雰囲気を生かしたホールや練習スタジオがあります。
初めてはいったときには、「おお!」と思わず声が出てしまうほど素敵でした。
生中継でお邪魔させていただいたのは「金庫棟にある地下のスタジオ」
かつて金庫として使われていた名残がたくさん!重厚感のある雰囲気でした。
◆あなたをオペラの世界に連れていきます
歌ってくださったのは ~ヴェルディ「椿姫」 第一幕より"乾杯の歌"~
美しい歌声を披露してくださったのは
◇主人公ヴィオレッタ役の河口愛幸さん ◇アルフレード役の柾木和敬さん
演奏は
◇岡山フィルハーモニック管弦楽団のみなさんと◇ピアニストの大澤宣晃さんです
伸びやかな歌声と心地よい演奏にうっとり。
現場にいるスタッフも思わず音楽に合わせて体が左右にゆれてしまいました。
◆ヴェルディ「椿姫」はこんなお話!
~舞台は19世紀のパリ~
主人公ヴィオレッタは青年貴族のアルフレードと恋に落ちます。
しかし、アルフレードの父親は猛反対!!2人を引き裂こうとします。
そして実は・・・・・。ヴィオレッタは結核を煩っていました。
病に犯された女性の愛と悲しい運命を描いた物語です。
◆今回の公演に込めたそれぞれの思い
――構成・演出を担当された柾木和敬さん――
Q:今回どのような思いでこのオペラを上演しようと?
「今まであまりオペラを聞いたことがない人もいると思う。そんな人にも身近に感じてもらえるように、わかりやすくお届けしたいと思った」
――岡山フィルハーモニック管弦楽団 ヴァイオリンの長坂拓己さん――
Q:大人数のオーケストラとは違い、今回の公演はピアノと弦楽器5重奏の編成。少人数のアンサンブルならではの魅力は?
「指揮者がいない分シビアではあるが、演者が“その日・その時”歌いたい歌い方に寄り添う小回りができることは魅力的に感じていただけると思う」
――主人公・ヴィオレッタ役 河口愛幸さん――
「お話をいただいたときは不安がありましたが、主人公の本当の愛を知った複雑な思いなど、深いところを演技でお伝えできるよう日々努力してきた」
ルネスホールではコロナ渦でも文化発信を支えようと
「ルネスアカデミー」という講座など人材育成に取り組んできました。
そこで研修を受け、今回主役に推薦されたのが河口さん。
おかやま国際音楽祭が主催するような大きい舞台ではデビュー作でした。
◆特別に披露!フィナーレ
今回は番組のために特別に「椿姫」のフィナーレの部分も披露してくださいました。
死を間近にしているヴィオレッタと彼女を支えるお手伝いアンニーナのもとに
アルフレードと父親のジェルモンがやってきて思いを伝えあうシーンです。
◇ジェルモン役は 片桐直樹さん ◇アンニーナ役は 近藤紫乃さん
ぜひこちらは動画でご覧いただきたいです!
――公演の総監督を務めた佐々木英代さん――
「名曲に合わせて2人の恋の物語や親子の物語など、現代にも通じるお話をオペラを通してみなさんに提供したいーーーー」
生で聴く迫力は、ほんとうに、ほんとうに、すごかったです。
来年には「ハレノワ」も完成し、岡山のみなさんがオペラに触れる機会が
増えると思います。ぜひみなさんにも体感していただきたいと思います!!
次回の〈番外編〉では、今回の生中継の裏側をお届けします。
どうやって生中継はつくられているのか・・・。
そちらもあわせてお楽しみください。