家島の夏の旬“マダコ”の刺身をごはんに乗せ、ダシをかけた「タコ茶漬け」。島の家庭に欠かせない、小ぶりのカレイを天日で干した干しガレイでダシをとります。家島のウマイもんが引き立て合う、夏ならではの漁港めしです。

夏の京料理に欠かせない、坊勢島（ぼうぜじま）のハモを使った「ハモしゃぶ」。ハモの頭と骨のうま味が出たダシに身をくぐらせ、野菜などは入れず、純粋にハモだけをポン酢につけていただきます。身がほろほろとくずれ、ハモの甘みが口の中いっぱいに広がります。

相生市の漁港で「岩ガキ」を育てる親子と出会いました。3年かけて大きくする岩ガキ、深い入り江になった相生湾独特の地形でおいしくなるのだそう。さらに、夏でもとれる真ガキ、そのゆで汁で炊いたごはんにむき身を混ぜた最強の漁港めし「カキごはん」をごちそうになります。

赤穂市坂越（さこし）のとっておきの漁港めし「ツナシずし」。一般にはコノシロと呼ばれるツナシを酢で締めて握った、昔から地元の祭りには欠かせないという、漁師も絶賛する最強の漁港めしです。