『さざ波のみち』彩乃かなみさん

NHK
2022年8月5日 午後3:42 公開

8/13(土)よる10:00から放送の特集オーディオドラマ『さざ波のみち』、出演者の皆さまからのメッセージをお届けしています。

井上小百合さん メッセージ

入野自由さん メッセージ

平田広明さん メッセージ

中河内雅貴さん メッセージ

今日は、二つの重要な役をお願いした彩乃かなみさんからのコメントです。

【彩乃かなみさんメッセージ】

『さざ波のみち』で“語り”と“母”役を担当させて頂きました、彩乃かなみです。

この歴史ロマン溢れる作品の中で、なんと…!いつか担当してみたかったナレーション的役割である語りをさせて頂けるとは…

畏れ多い、、、と思いながらも、内心は嬉しくて小躍りしているような…、

そんな感覚でした。

とはいえ、

この情緒溢れる美しい歴史物語に、似合う雰囲気とは…、と

客観的でありながら、時に登場人物の想いも乗せ、場面によっては躍動的に、感情的にも伝えられる、語りというお役。

試行錯誤しながらではありましたが、物語の中に溶け込んでいくのが、とても楽しい時間となりました!

母役との違いも是非聴いて頂けましたら幸いです。

登場人物の瑞々しさや純粋さ、生きる逞しさ、そして切なさを時代背景と共にご堪能頂けましたら嬉しいです。

今回のドラマは三人称客観ナレーション形式で進んでいきますが、いただいたコメントにもある通り、時に登場人物が生きる物語の中の世界に寄り添うような「語り」を担っていただきました。

みずみずしいガール・ミーツ・ボーイの物語を包み込むような波の音を思い浮かべながら、彩乃さんに「語り」とトトメの母を兼任していただくことを思いついた時、ドラマの基調が定まりました。

余談ながら、彩乃かなみさんと今回の主人公トトメ役の井上小百合さんは、舞台のミュージカル『Little Women ―若草物語―』で姉妹役を演じられたことがあります。まったく異なる世界観の両作品ではありますが、再び肉親の役を演じていただいたという次第です。

声の色合いの微妙なグラデーションに情感を込めていく彩乃さんの「語り」には豊かな歌唱表現とも通じるところがあり、古代を舞台にした小さな寓話のような物語世界に心地よく誘ってくれます。特集オーディオドラマ『さざ波のみち』、どうぞお楽しみ下さい。

特集オーディオドラマ『さざ波のみち』

~あの雲の先 薄日さす野の路 百重の山並み 翡翠の鈴の白馬ゆく~

【NHK FM】

2022年8月13日(土) 午後10時~午後11時(全1回)

★「聴き逃し」配信あり(放送から1週間)

【出演者】

井上小百合 入野自由 平田広明 中河内雅貴

彩乃かなみ 末次美沙緒 林次樹 粟野史浩

チョウヨンホ 常住富大 安藤紬

【作】

相良敦子

【音楽】

菅野由弘

【スタッフ】

技術:今井雄基

音響効果:今井裕

制作統括と演出:藤井靖

【あらすじ】

奈良時代、国土の東西を結ぶ大規模な道が造られ、その要所には、馬が鈴を鳴らして行き交い、朝廷と地方の国府との間で情報を伝達するための駅逓制度が整備されていた。言わば古代の“道の駅”である。

物語の舞台は、瀬戸内海に臨む安芸の国(現在の広島県)。宮島の対岸に暮らす少女トトメ(井上小百合)は、肥後の国から旅してきたクマゴリ(入野自由)たちと出会う。駅家(うまや)の長である父、宿奈麻呂(平田広明)は、無位無官の一行を宿泊させることを拒むが、せまる嵐の気配にトトメは独断で彼らを泊まらせる。そのことが、思いがけない運命をもたらすとも知らずに……。

万葉集に収められた歌から着想を得て繰り広げる古代ロマン。