『おやつのいくさ』(再)(6月25日・7月2日放送)

NHK
2022年5月25日 午後5:42 公開

『おやつのいくさ』

 ~おやつはなくてもかまわない。でも、おやつがないと心が淋しい。~

【NHK FM】

2022年6月25日(土) 午後10時~午後10時50分(前編)

2022年7月2日(土) 午後10時~午後10時50分(後編)

(初回放送2020年8月)

※2週にわたり放送します。

★「聴き逃し」配信あり(放送から1週間)

【出演】

若村麻由美 吉本実憂 松田洋治 いしのようこ

たかお鷹 山口馬木也 一色洋平 木戸大聖

鳥越壮真 山崎智史 清田智彦 武田桂

小出恵美子 山田里奈 スティーブン・マックルアー

【作】

一色伸幸

【音楽】

小六禮次郎

【スタッフ】

制作統括:藤井靖

技術:今井雄基

音響効果:野村知成

演出:小見山佳典

【あらすじ】

昭和20年、福岡の旅回り一座が協力し「忠臣蔵」を特別興行した。その収益金25万円で軍用機を国に献納。だが、座長は戦犯として裁かれ入獄した。この実話をもとに、今も大衆演劇に生きる女座長の心意気を描くドラマ。

「劇団おやつ」の女座長樋口圓花(若村麻由美)は、駆け出しの小説家・蛍(吉本実憂)に、曽祖父・圓之助(松田洋治)の話を書いてくれと頼む。圓之助が、太平洋戦争中に経験した物語だと言う。

だが、蛍は気乗りしない。暗くて深刻で悲しいたぐいの物語は好きではないと言う。「そういう暗い話じゃないのよ。まずは聞いて笑ってくれない?」 そう圓花は言って、話し始めた。

昭和19年、本土初の空襲が福岡・八幡を襲い、日本の敗色は濃かった。若者達がお国の為と出征していく姿を見て、祖国を案じる圓之助は旅役者ならではの考えを思いつく。圓之助の妻で、看板役者の凛子(いしのようこ)は、いつも突飛なことを始める夫のことが気がかりだ。圓之助は、「日本を助太刀しようじゃねえか!」と、九州の人気座長達に呼びかけ、特別公演をしようとしていた。