『飛族 ~鳥になって空ば飛べ~』(全6回)1月8日~放送

NHK
2022年11月30日 午後5:00 公開

『飛族 ~鳥になって空ば飛べ~』(全6回)

~人は死んだら鳥になる。鳥は、果てしない空を飛ぶ平和な密航者だ~

【ラジオ第1】

 2023年1月8日~2月12日 毎週日曜 午後7時20分~午後7時50分

  ★「聴き逃し」配信あり(放送から1週間)

【出演者】

西田敏行 竹下景子

【原作】

村田喜代子

【脚色】

石谷洋子

【音楽】

山下康介

【スタッフ】

制作統括:藤井靖

技術:山賀勉

音響効果:野村知成

演出:小見山佳典

【あらすじ】

国境に近い小さな離島に、92歳のイオさんと88歳の染め子さん、二人の女性が暮らしている。

イオさんの娘・ウミ子は、母を本土に連れ帰ろうと島にやって来たが、イオさんは首を縦に振らない。ウミ子の父は漁師だったが、海で死んだ。海は死と隣り合わせの場所なのだ。島の広報課の鴫(しぎ)は、密漁・密航者がいないかと毎日島々を巡る。国境に近い島は物騒でもあるのだ。

イオさんとソメ子さんが、鳥踊りのために両手を広げて鳥の羽ばたきをしている。鳥は飛べるが人間は空中を歩けない。島では、人は死んだら鳥になると信じられている。海で死んだ父も鳥になったのだろうか。荒れる海の中で、父は言ったという。「鳥になって空ば飛べ」