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『老子』を味わう (4)美しいものは本当に美しいのか

初回放送日:2024年4月25日

老子第2章は「天下皆美の美為るを知るは、斯れ悪なるのみ。」と始まります。つまり「世間のひとは、みな美しいものを美しいとしているが、それは悪いことである。」そして「みな善いものを善いとしているが、それは善くないことである。」と続きます。これはどういう意味なのか。「美しい」「善い」の判断は人や時代によっても変化しますが、視点をずらして考える、相対的に物事を捉える、という観点からひも解いてみます。

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