もし、家具やがれきの下敷きになったら

NHK
2023年4月14日 午後5:58 公開

出演:一般社団法人日本災害救助支援機構 代表理事

髙須賀 顕さん

(2023年4月14日(金)放送)

下敷きになったらどうすれば良い?

 同居している人がいる場合、もし声が出るのであれば救助を求めましょう。声が出ない場合、何かを手に取ることができれば叩いて音を出しましょう。手に取れる物がない場合、手足を使って音を出すことも有効です。ただ、周辺のがれきに大きな振動を与えないように気をつけてください。可能な範囲で音を出して、自分の存在に気付いてもうらうことが重要です。そういう点ではあらかじめ防災用として、手元に笛を備えておくことも有効です。
 もし、がれきなどの下敷きになったときに、周りが不安定で崩れそうだったり、グラグラしていたりする場合、大きな地震後は余震が来る可能性がありますので、手に取れるものがあれば落ちてこないようにしたり、挟み込んだりすることも有効です。ただ、支えになるがれきを抜くことで、かえってがれきが不安定になるようであればやめましょう。

家族や知人が下敷きになった場合、気を付けることは?

 まずは、余震が発生することもありますので注意しながら対応することが重要です。無理な救助はかえって危険を伴いますので、基本的には119番をして救助を呼びましょう。しかしながら南海トラフ巨大地震等では、スムーズに救助が来られないかもしれないので、そういう場合は周辺の人に声をかけて複数人で協力して効果的に救助しましょう。

救助後の対応は?

 まずは、救助した人に意識があれば、痛い場所等を聞いて状態を確認しましょう。骨折の疑いがある場合は、周辺のものを使って固定しましょう。出血している場合は、清潔な布等で出血している箇所を押さえて圧迫止血をすることが効果的です。
 人は体重の8%血液がありますが、大人であれば約1ℓ以上の血液が失われると生命に危険があると言われています。
 すみやかに医療機関等へ搬送できるように、現場の方が協力して対応することが重要です。

自宅内で被災しないためには?

 まず自宅内で被災しないためには、家具・食器棚の転倒防止や、食器の飛び出しが発生してもケガをしないように、飛散防止フィルムを貼る等のできることを行いましょう。
 ご自宅の築年数の長い方は建物内にいる事のリスクを知って、平時から家族で地震が来た場合の行動を話し合っておきましょう。
 さらに2次災害が想定されている地域の方は、避難する途中でリスクがないかをあらかじめ知っておく事が重要です。