9月9日(土)午後10時から放送のFMシアター『セッション』、出演者の皆さまの声をお届けしてまいります。今日は愛子役の鳳真由さんからのメッセージです。
【鳳真由さん】メッセージ
今回の収録は、何もかも初めてのことばかり!!
役に入ると空気が変わるのに、普段はふわっと安心感しかない朝夏さん、眩しいばかりのイケメンオーラなのにお話しすると可愛らしい七海さん。先輩方に色々教えてもらいながらの収録は懐かしい感覚でときめきが止まらず!
初めましての皆様とも呼吸を合わせながら物語を進めていく、ドキドキしつつもなんて楽しく、愛おしい時間だったんだろうと今でも反芻しています。
プロデューサー・演出の藤井さんの熱い想いに導かれつつ要求頂いたのは「包容力のある肝っ玉母ちゃん」。初めての母役、想像力を働かせながら…ちょっと悩みながら挑んでみました!色々なことを笑い飛ばして乗り越え、すさまじい包容力を醸し出す…(理想)。
あぁ、こういう人いるなぁと皆様の脳裏に思い浮かぶ人物像としてお届けできれば幸いです!
日常に流れるほろりとした青春ドラマ、素敵な音楽と共にお楽しみください!!
『セッション』は、時を超えて高校時代のバンド仲間の有希と梨花と愛子、3人の女性が再会する物語。青春時代に宝塚歌劇団で研鑽を重ね、気心の知れた間柄の朝夏まなとさん、七海ひろきさん、鳳真由さんのご参加で、さらに人物造形を血の通ったものにしていただくことができました。
諍いとも言えるような遠慮のないやりとりを交わす有希と梨花を、どうにかまとめようとする二児の母という設定の愛子役、一体どなたに演じていただければ説得力が出るだろう・・・と考えていて、頭に浮かんできたのが鳳真由さんの声でした。
朝夏さんと七海さんは(いささか品を欠く表現ながら)「人たらし頂上決戦!」とでも言いたくなるようなスペシャルにチャーミングな方々。それに拮抗できる温かみ、柔らかい包容力を醸し出していただけると見込んで、愛子役を託させてもらいました。
鳳さんは現在、継続的に演劇活動をなさっているわけではありません。突然の打診にもかかわらずのご快諾、そして本読みと収録での役を追及なさるプロフェッショナルな姿に、ご一緒できた幸福を噛みしめています。
『セッション』キャストボイス、次回は久留飛雄己さんからのメッセージをお届けします。
『セッション』(全1回)
~20年ぶりに会って、あんなこと言われる筋合いないから!~
【NHK FM】
2023年9月9日(土)午後10時~午後10時50分(全1回)
★「聴き逃し」配信あり(放送から1週間)
【出演者】
朝夏まなと 七海ひろき 鳳真由
久留飛雄己 華雪りら 藤本もあ菜
【作】
丸山智
【音楽】
川田瑠夏
【ジャズ歌唱指導】
飯嶋ももこ
【スタッフ】
技術:大友美友紀
音響効果:菅野秀典
制作統括と演出:藤井靖
【あらすじ】
町の貸しスタジオの一室。有希(朝夏まなと)が来るのを待ちながら、梨花(七海ひろき)はドラムを叩き、愛子(鳳真由)はギターを鳴らしている。高校時代にジャズバンドを組んでいた同級生3人、久しぶりの集合だ。彼女たちの青春の思い出には、欠けたピースがあった。ボーカル担当だったミッチが、ジャズ・フェスティバル直前に、若くして事故で帰らぬ人となっていたのだ。遅れて到着したものの、一向にピアノの前に座ろうとしない有希の態度に、梨花は痛烈な言葉を浴びせる・・・。
ともに過ごした季節から長い時を経た今、それぞれの人生の悩みを抱えながら、再び音を合わせようとする心のセッションを描く。