『扉を開ければ そこは』 常住富大さん

NHK
2023年5月18日 午後0:21 公開

5月20日(土)夜10時から放送のFMシアター『扉を開ければ そこは』、全出演者の皆さまからの声をお届けしています。

【常住富大さん】メッセージ

久しぶりの収録に心を弾ませながら今回挑ませていただきました。

アットホームな雰囲気と穏やかな空気感に包まれて、皆さんの笑顔が絶えない、そんな現場で仕

事ができることほど嬉しいことはありません。

オーディオドラマでの収録は毎回笑顔が絶えませんが、今回も笑顔が絶えず、明るい雰囲気で収

録ができて本当に楽しかったです。

共演させていただいた皆さんの声やお芝居を肌で感じ、多くのことを吸収させていただけたと

同時に、もっと頑張らなければと身の引き締まる思いになりました。

今回の作品はクスッとできるところもあれば、真剣なところもあってと、たくさんの方に楽しん

でいただける作品だと思います。

ひとりでも多くの方に聞いてもらえたら嬉しいです。


文学座にご所属で、ミュージカルの舞台でもご活躍の常住富大さん。笑顔が絶えない収録を楽しんで下さって嬉しいですが、常住さんこそ、いつも笑顔が絶えないエンターテイナー精神のかたまりのような方です。

今回、台本に書かれてあった役のほかに、劇中で流れる架空のテレビ番組のための声を、劇団の同期である奥田一平さんと一緒に、コンビ芸人の設定で演じていただきました。そのためだけに作者の細見大輔さんがショートコント風の台詞を書きおろしてくれたのですが、ドラマ本編では一瞬しか使うことができません。いつか細見さんに、そのコンビ芸人のスピン・オフ作品を書いてもらいたい、と思ってしまうくらいの完成度でした。

『扉を開ければ そこは』キャストボイス、次回は岩男海史さんからのメッセージをお届けします。

『扉を開ければ そこは』(全1回)

~世界は俺を置き去りにして、どんどん先へと進んでいく。~

【NHK FM】

2023年5月20日(土)午後10時~午後10時50分(全1回)

★「聴き逃し」配信あり(放送から1週間)

【出演者】

平埜生成 鈴木壮麻 毬谷友子 奥田一平

中村彰男 細見大輔 常住富大 岩男海史

【作】

細見大輔

【音楽】

木原健太郎

【スタッフ】

技術:増子留偉

音響効果:太田岳二

制作統括と演出:藤井靖

【あらすじ】

2年前、プロジェクトのリーダーを任されたものの思うように結果を出せず、皆の前で上司に罵倒されたことをきっかけに会社を辞め、自宅の離れのプレハブ小屋に閉じこもるようになった礼文(平埜生成)は、もう2年もオンラインゲームに明け暮れる毎日。ゲームで一緒に闘うメンバーが、今の人間関係のすべてだ。

息子のことを案じながらも、どうすることもできず見守る父・則夫(鈴木壮麻)と、小屋に食事を運び続ける日々を嘆く母・雅美(毬谷友子)。この現状を抜け出すため則夫は、ちょっとフツウじゃない家族旅行を計画する……。「第36回NHK名古屋放送局 創作ラジオドラマ脚本募集」で佳作入賞した脚本をオーディオドラマ化。