9月9日（土）午後10時から放送のＦＭシアター『セッション』、出演者の皆さまの声をお届けしてまいります。今日は久留飛雄己さんからのメッセージです。

【久留飛雄己さん】メッセージ

青春アドベンチャーには何度か出演させて頂いておりましたが、FMシアターは今回初めての経験でした。

作品名の「セッション」の通り、素晴らしい共演者の皆様と、藤井さんのディレクションの元、本読みの段階からセッションを楽しみながら演じさせて頂きました。

今回唯一の男性キャストでしたが、皆さまとても温かく迎えてくださいました。朝夏さんをはじめとする俳優・スタッフ・全ての方々と共に作品を創ることが出来たことを光栄に思っています。

クスッと笑えてほろりと泣ける素敵なお話なので、最後まで楽しんで頂けたら幸いです。

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朝夏まなとさん演じるヒロイン有希の恋人・省吾役。有希は大手菓子メーカーでチーフ・マネージャーを務めていて、省吾とは以前に同じ部署で部下と上司の関係だった、という設定です。年上の有希の心の襞に優しく寄り添うようなデキる男・・・。

ご登場シーンは限られており、その中で二人の関係性やバックグラウンドを表現する必要がありますが、「この方なら！」と白羽の矢の立てたのが久留飛雄己（くるびゆうき）さんでした。

青年座にご所属で普段はシリアスな社会派の舞台に取り組まれることが多いせいもあってか、今回の台本の出演者欄をご覧になって「この中に自分が？」と少し戸惑われたご様子でしたが、細かいニュアンスまでお芝居を深めていく中で、愛おしいカップルの逢瀬の時間を色濃く描くことができたのではないかと思います。収録現場での朝夏さんも、久留飛さんによる省吾役の造形には満面の笑みでした。

『セッション』キャストボイス、次回は華雪りらさんからのメッセージをお届けします。

『セッション』（全1回）

～２０年ぶりに会って、あんなこと言われる筋合いないから！～

【NHK FM】

2023年9月9日（土）午後10時～午後10時50分（全1回）

★「聴き逃し」配信あり（放送から1週間）

【出演者】

朝夏まなと　七海ひろき　鳳真由

久留飛雄己　華雪りら　藤本もあ菜

【作】

丸山智

【音楽】

川田瑠夏

【ジャズ歌唱指導】

飯嶋ももこ

【スタッフ】

技術：大友美友紀

音響効果：菅野秀典

制作統括と演出：藤井靖

【あらすじ】

町の貸しスタジオの一室。有希（朝夏まなと）が来るのを待ちながら、梨花（七海ひろき）はドラムを叩き、愛子（鳳真由）はギターを鳴らしている。高校時代にジャズバンドを組んでいた同級生３人、久しぶりの集合だ。彼女たちの青春の思い出には、欠けたピースがあった。ボーカル担当だったミッチが、ジャズ・フェスティバル直前に、若くして事故で帰らぬ人となっていたのだ。遅れて到着したものの、一向にピアノの前に座ろうとしない有希の態度に、梨花は痛烈な言葉を浴びせる・・・。

ともに過ごした季節から長い時を経た今、それぞれの人生の悩みを抱えながら、再び音を合わせようとする心のセッションを描く。