『春に散る』(再)(前編4月22日・後編4月29日放送)

NHK
2023年3月8日 午後5:00 公開

~ボクサーは自由で無限に孤独だ。リングで人間の本質を見せている~

【NHK FM】 (※当初の再放送予定から変更になりました)

2023年4月22日 午後10時~午後10時50分(前編)

2023年4月29日 午後10時~午後10時50分(後編)

(初回放送2021年3月20日、27日)

★「聴き逃し」配信あり(放送から1週間)

【出演者】

篠田三郎 真野響子

安原義人 金井良信 阪田マサノブ 山木透

松浦慎一郎 武田桂 髙倉直人 山縣美礼

山口嘉三 大島宇三郎 ジャック・マルジ

【原作】

沢木耕太郎

【脚色】

原田裕文

【音楽】

谷川賢作

【スタッフ】

制作統括:藤井靖

技術:西田俊和 山田顕隆

音響効果:野村知成

演出:小見山佳典

【あらすじ】

「人は人生のけりをどうつけるべきなのか。そもそも人生にけりなどつくのか」。老いの苦しみは、死が近づくからではなく、けりをつけられずに生き続ける事への恐怖なのかもしれない。人生の《けり》の付け方を描くボクシングドラマ。

広岡仁一(篠田三郎 )は40年ぶりにアメリカから日本に帰国した。東京は全く様変わりしていた。会いたい人がいた。かつて所属した「真拳ジム」会長の娘・令子(真野響子)だ。広岡は、日本チャンピオンのタイトルマッチで理不尽な判定負けを喫し、日本のボクシング界に嫌気がさしてアメリカに去った。令子は今、「真拳ジム」の会長だった。広岡はかつて、ジムの「四天王」と言われた仲間たちの元を訪ねようと思った。それは、人生にどうけりをつけるかという旅でもあった。そんなある日、彼の前に、一人の青年・翔吾(山木透)が現れた。彼は才能がありながらボクシングを捨てたのだった。翔吾は、「戦う理由が見つかった。俺にボクシングを教えてほしい」と広岡に懇願した。