『ミシンと金魚』(11月5日放送)

NHK
2022年9月21日 午後4:57 公開

   写真©篠山紀信

『ミシンと金魚』

 ~あたしはいったい、いつまでいきればいいんだろう。~

【NHK FM】

2022年11月5日 午後10時~午後10時50分(全1回)

★「聴き逃し」配信あり(放送から1週間)

【出演者】 

竹下景子 

【原作】

永井みみ

【脚色】

一色伸幸                                       

【音楽】

小六禮次郎

【スタッフ】

制作統括:藤井靖

技術:小林南帆香

音響効果:石川恭男

演出:小見山佳典

【あらすじ】

カケイさんは認知症を患っている。ひとり息子が二年前に亡くなったことも覚えていない。デイサービス「あすなろ」の日々は退屈だ。老人と見るなり赤ちゃん言葉で話しかけてくる人や「子どもだましのお遊び」には「馬鹿なふり」をして付き合ってやっている。年寄り扱いされてムキになるのは大抵男性で「爺さんに生まれなくて、しみじみよかった」と思う。

「カケイさんは、今までの人生を振り返って、しあわせでしたか?」

ヘルパーの“みっちゃん”からそう尋ねられ、カケイさんは己の人生を語り始める。彼女の記憶に刻まれた昭和の歌は、彼女の生きた証だ。踏みミシンのきしむ音、火鉢の中で跳ねる金魚の水音…、錯綜する音と言葉の中で、カケイさんの人生が明らかになってくる。若き日のカケイさんから、老齢のカケイさんまでを竹下景子が一人芝居として演じる。