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第11回「東寺立体曼荼羅」高野山で修行していた空海は、やがて都・京都の東寺を任されます、そして、金堂しかできていない東寺に講堂と五重塔をたて、密教世界を目に見える形で立体的に作ろうとします。西山さんは、「空海は悩んで、迷って、苦しんでいる人生を送っている」と語ります。仏像は21体、空海の解釈による独特な仏像など、すべて完成するのは空海の没後4年。立体曼荼羅に込められた空海の思いについて考察します。
第10回「高野山へ」 弘仁7年(816年)空海は嵯峨天皇に高野山に修禅の道場を開くことを願い出ます。空海は唐から帰る遭難寸前の船の中で神に願い事をします。無事日本へ帰り着くことができたら、禅院を建て修行に励みたい、と。高野山は吉野から南に1日、西に2日、東西南北は1000メートル級の高い峰で真ん中が平坦地、そして、人がいない場所。なぜ冬を越すのも厳しい高野山を空海はあえて選んだのかお話しします。
第9回「徳一と空海」 徳一は会津を中心に東北で活躍した法相宗の僧侶です。当時の仏教界は、違う宗派同士が対立する混迷の時代でした。嵯峨天皇は天台宗及び真言密教を全国へ広めるよう指示します。空海はこの時、密教の教えを徳一にも送りました。徳一は最澄と5年にわたって論争を繰りひろげます。そして、徳一は空海に宛てて質問状を送ります。徳一の質問に対して空海の対応はどのようなものだったのでしょうか?
この番組は、単に歴史を紹介するのではなく洋の東西を問わず、これまで埋もれていて最近明らかになった史実など新鮮で話題性のあるテーマを取り上げ歴史ファンの知的好奇心にこたえていきます。