松山放送局の永井伸一です。
今回お届けするのは、映画監督や俳優として活躍した伊丹十三のエッセイ「新幹線にて」です。
伊丹十三は、父であり映画監督の伊丹万作の故郷・松山で高校時代を過ごすなどゆかりが深く、今年5月15日に生誕90年を迎えます。
様々な分野で活躍した伊丹十三ですが、
まるで語っているような文体で表現する、エッセイストとしても知られています。
その内容は、知識とユーモアがつまっていて、多くの人を虜にしました。
今回ご紹介する「新幹線にて」は、
1976年に発表された「日本世間噺大系」に収められていて、
まるで短編映画を見ているようなストーリーに、一気に引き込まれる作品です。
松山市にある「伊丹十三記念館」では、
エッセイだけでなく、映画監督や俳優、デザイナーなど、
様々な分野で活躍した伊丹十三の足跡を、貴重な資料でたどることができます。
(2023年5月3日放送)