11/7(月)から二週にわたって放送の青春アドベンチャー『白銀騎士団 シルバー・ナイツ』、出演者の皆さんからのメッセージをお届けしてまいります。トップバッターは、梶原航さんです。
【梶原航さん メッセージ】
今年は青春アドベンチャー30周年アニバーサリー✨
梶原航は、この番組と共に育ちました。
寂しがりの小学生の頃より、
夜のカーステレオで、自室の勉強机で、時にカセットテープに録音して。音楽と物語の、想像力の海に身を委ねる。部活やバンドで遊んだ後も、夜は静かにラジオの前にいました。僕にとって、劇体験の原風景が『青春アドベンチャー』にあります。青春そのもの。
そんな一人のヘビーリスナーが大人になり、NHKで「名乗り」を録っています。こんな摩訶不思議なドラマがあるでしょうか。
今回の『白銀騎士団』はそんな青春アドベンチャーの王道とも言える、ドキドキする展開を、毎夜お楽しみいただける作品です(ヘビーリスナーが言うのだから間違いありません!)お友達と、お子様と、親御さんと、SNSでも、是非ご感想を語らいください。
「名乗り」の向こうにある、元少年リスナーのキラキラした目を、稀にご想像いただけましたら嬉しいです。
テレビドラマや映画では、役名と出演者のお名前が字幕で表示されます。ラジオでは、ナレーターが読み上げることもありますが、特に「青春アドベンチャー」では、自らの声で名乗ってもらうことが多いです。舞台で言えばカーテンコールのように、俳優さんの“素顔”が見える独特の時間です。
「青春アドベンチャー」を熱く語ってくれる梶原航さんは、シェイクスピアやチェーホフをはじめ古典を中心に演じて来られた本格派の舞台俳優さん。アーティスト写真の雰囲気が今回の物語の舞台である1905年ロンドンに似合い過ぎていますが、それは偶然です。軽妙なお芝居もお得意ですが、『1848』や『また、桜の国で』など歴史ものにご参加いただくことが多く、今回はある著名な実在人物を演じていただいています。
ところで、梶原さんのファーストネームは「航」さん。
どう読むのか、わからない方もいらっしゃるかもしれません。正解は、ぜひ配役とともにドラマの最後に流れる「名乗り」を聴いてお確かめいただければと思います。
『白銀騎士団 シルバー・ナイツ』キャストボイス、次回は西原誠吾さんのメッセージをお届けします。
『白銀騎士団 シルバー・ナイツ』(全10回)
~霧深き帝都ロンドンに巣食う大いなる闇に立ち向かえ!~
【NHK FM】
2022年11月7日(月)~11月11日(金)午後9時15分~午後9時30分(1-5回)
2022年11月14日(月)~11月18日(金)午後9時15分~午後9時30分(6-10回)
【出演者】
相葉裕樹 原田優一 神農直隆
瑞生桜子 岡幸二郎 彩乃かなみ
佐藤誓 西原誠吾 梶原航
【原作】
田中芳樹
【脚色】
菊地百恵
【音楽】
川田瑠夏
【スタッフ】
技術:大塚茂夫
音響効果:菅野秀典
制作統括と演出:藤井靖
【あらすじ】
舞台は英国、ヴィクトリア朝の終焉を経て新時代を迎えた20世紀初頭、冬のロンドン。
銀製の武器を手に、この世ならざる怪異に立ち向かう白銀騎士団……と言えば聞こえはいいが、率いる准男爵家の若き当主ジョセフ(相葉裕樹)は、頭脳明晰とは言えず、いつも金欠。頭の中は麗しい女性のことばかり。彼に付きしたがっているように見えつつ実質お守りをしているのが、父の代からの従者である中国人の李(原田優一)とインド人のゴーシュ(神農直隆)、そしてアイルランド人のメイドのアニー(瑞生桜子)。
彼らのもとに、警察には知られたくない特殊な事情を持つ人物からの奇妙な依頼が舞い込み、思いがけない謎と冒険へと巻き込まれて行く。