11/7(月)から二週にわたって放送の青春アドベンチャー『白銀騎士団 シルバー・ナイツ』、今日は彩乃かなみさんからのメッセージをお届けします。
【彩乃かなみさん メッセージ】
オーディオドラマに参加させて頂きますのは、これ迄の“FMシアター”、“特集オーディオドラマ”に続き四度目となります。
有難いことに幾度か経験させて頂いておりますが、正直私は未だ全然慣れません。。(笑)
…と申しますのも、お稽古を積み重ねていく舞台とは違い、その時折を純粋に新鮮な感覚で収録していくオーディオドラマは、よりリアルさがございます。それがなんとも力量を試される感覚がありまして、、個人的にはヒリヒリした時間でもあるのです。(笑)
でもそうは言いながら、渋谷の喧騒を抜けて向かう収録場所への道すがらは、特別な空間とその物語が紡がれる流れるような時間が待っている、と思うと心が弾むのです。
スタジオのなんとも言えない優しい温もりもしかり、何より私自身が、研ぎ澄まされたあのヒリヒリ感含め、オーディオドラマの奥深さとその時間に魅了されているのだと思います。
今回もナレーションと、そしてこれ迄に無い個性的な女性を演じさせて頂きました…!どうぞお楽しみに…!
彩乃かなみ
彩乃かなみさんとは今夏、特集オーディオドラマ『さざ波のみち』でもご一緒しました。
特集オーディオドラマ『さざ波のみち』彩乃かなみさんメッセージ
古代の瀬戸内海を舞台にした物語で、ヒロインの優しい亡母と「語り」を担当してもらいました。穏やかな波が寄せ返す大きな海のようなイメージでお願いしました。
今回はドラマの冒頭のナレーションと、中盤から登場する「これ迄に無い個性的な女性」の役。いずれも前回の『さざ波のみち』とは懸け離れた、色で言えば黒の雰囲気の声をリクエストしました。
宝塚歌劇のミュージカル『THE LAST PARTY ~S.Fitzgerald’s last day~フィッツジェラルド最後の一日』大空祐飛(現・ゆうひ)さん主演の月組版を映像で拝見した際、彩乃さん演じるヒロインのゼルダが主人公スコット・フィッツジェラルドとの関係に苦悩して荒れるシーンのお芝居の迫力に圧倒された記憶があり、今回の配役を思い立ちました。
お名前通り、本当に「彩」の豊かなお声に、ますます魅入られています。
『白銀騎士団 シルバー・ナイツ』キャストボイス、次回は岡幸二郎さんのメッセージをお届けします。
『白銀騎士団 シルバー・ナイツ』(全10回)
~霧深き帝都ロンドンに巣食う大いなる闇に立ち向かえ!~
【NHK FM】
2022年11月7日(月)~11月11日(金)午後9時15分~午後9時30分(1-5回)
2022年11月14日(月)~11月18日(金)午後9時15分~午後9時30分(6-10回)
【出演者】
相葉裕樹 原田優一 神農直隆
瑞生桜子 岡幸二郎 彩乃かなみ
佐藤誓 西原誠吾 梶原航
【原作】
田中芳樹
【脚色】
菊地百恵
【音楽】
川田瑠夏
【スタッフ】
技術:大塚茂夫
音響効果:菅野秀典
制作統括と演出:藤井靖
【あらすじ】
舞台は英国、ヴィクトリア朝の終焉を経て新時代を迎えた20世紀初頭、冬のロンドン。
銀製の武器を手に、この世ならざる怪異に立ち向かう白銀騎士団……と言えば聞こえはいいが、率いる准男爵家の若き当主ジョセフ(相葉裕樹)は、頭脳明晰とは言えず、いつも金欠。頭の中は麗しい女性のことばかり。彼に付きしたがっているように見えつつ実質お守りをしているのが、父の代からの従者である中国人の李(原田優一)とインド人のゴーシュ(神農直隆)、そしてアイルランド人のメイドのアニー(瑞生桜子)。
彼らのもとに、警察には知られたくない特殊な事情を持つ人物からの奇妙な依頼が舞い込み、思いがけない謎と冒険へと巻き込まれて行く。