『嘘の木』潘めぐみさん

NHK
2023年11月29日 午後1:00 公開

演出の木村明広です。11月20日(月)から三週にわたって放送されている青春アドベンチャー『嘘の木』(全15回)も、いよいよ折り返し地点。現在、二週目が放送中です。

19世紀のイギリスのとある島を舞台にした、ミステリーでありファンタジーでもある児童文学が原作。能登麻美子さんが演じる主人公は14歳の少女フェイス。父の死因に疑問を抱いた彼女は、嘘を養分にして育ち、その実を食べた者に真実を見せるという「嘘の木」を利用して真相をつきとめようとします。

ですが、大人たちは誰もフェイスの話を聞いてくれません。周りは皆敵だらけのような島で、彼女は一人で闘うしかないのか……?

そんな時、彼女の目の前に現れたのが、同じくらいの年齢の少年ポールです。果たして彼は敵なのか味方なのか?

演じる潘めぐみさんからのメッセージです。

【潘めぐみさんメッセージ】

罪と嘘と真実を巧みに孕んだ『嘘の木』。

此度は、尊敬する先輩方と掛け合いをさせて頂き、有難くも贅沢なひとときを過ごさせて頂きました。

演じさせて頂いたポールという少年は、一見、良い印象を持たれないかもしれませんが、お話が進むにつれて、能登麻美子さん演じる主人公・フェイスと関わりを持つことで、変化していく役所です。

フェイスとのやりとりに、直接的な「ありがとう」や「ごめん」と言った言葉はないのですが、あえて別の言葉に、その想いを込めて、伝えて伝わる…そんな掛け合いの空気感が、すごく心地よくて…。

物語の真相に辿り着くその瞬間を、心ゆくまでお楽しみ頂けましたら幸いです。


19世紀という時代ゆえ、また、大人でも子供でもない年齢ゆえ、フェイスは一人の人間としては扱われません。そんな彼女が真実を求め闘うには、「嘘の木」という武器だけではなく、仲間も必要です。

ポールは仲間なのか?そして一体どんな少年なのか?

彼の初登場は、先週の第3回(11月22日放送)。まだ「聴き逃し」で聴くことができます(今日11月29日午後9:45配信終了)。

フェイスにとってポールは、どんな存在になるのか?

フェイスは、父の死の真相に迫ることが出来るのか?

そして「嘘の木」を巡る秘密もやがて明らかになることでしょう。

真実に辿り着いた後のフェイスとポール、母との関係、そして亡き父への向き合い方。

物語の終りでフェイスの目に映る世界はどんなものなのでしょう。

皆さん、最後までお楽しみに。

★出演者メッセージ

能登麻美子さん(フェイス役)

平田広明さん(エラスムス・サンダリー役)

『嘘の木』

~その木は真実を見せてくれる 私の嘘と引き換えに~

【NHK FM】

2023年11月20日(月)~11月24日(金) 午後9時30分~午後9時45分(1-5回)

2023年11月27日(月)~12月1日(金) 午後9時30分~午後9時45分(6-10回)

2023年12月4日(月)~12月8日(金) 午後9時30分~午後9時45分(11-15回)

★「聴き逃し」配信あり(放送から1週間)

【出演者】

能登麻美子 高橋理恵子 朴璐美 潘めぐみ

平田広明 川原慶久 高木渉 佐藤せつじ  

咲野俊介 三浦祥朗 佐藤亜美菜 平体まひろ   

吉野実紗 藤貴子 東地宏樹 上田燿司 

川島零士 粕谷雄太 イッキ 亀岡孝洋

【原作】

フランシス・ハーディング

【訳】

児玉敦子

【脚色】

中澤香織

【音楽】

森悠也

【スタッフ】

制作統括:藤井靖

技術:浜川健治 林晃広

音響効果:野村知成

演出:木村明広

【あらすじ】

19世紀のイギリス。ダーウィンが『種の起源』で唱えた進化論は、神が世界を創造したと信じてきた人々に衝撃を与えた。

それから10年、イギリス本島から逃げるように離れ島に渡る家族がいた。14歳の少女、フェイスは、牧師であり博物学者でもある父が化石を捏造したと疑われていると知り憤慨する。「そんなことをお父様がするはずない」

だが、やがて島にまで噂が届き、家族は追い詰められる。父は娘にある危険な手伝いを命じ、そして不審な死を遂げた……。

真相をつきとめようと心に誓ったフェイスの闘いが始まる。