6/19(月)から2週にわたって放送の『ラングドックの薔薇』、出演者の皆さんからのメッセージをお届けしています。
【廣田高志さん】メッセージ
あれは、私が高校生になりたてのある夜。自室のベッドの上で初めてラジオドラマに出会ったのです。
当時、私にはやる事がいっぱいありました。勉学は勿論、人間関係、初めての電車通学(1時間かけての)、
地方出の者には東京と言う街は毎日脅威でした。そんな疲れた心体を癒してくれたのが、ラジオドラマでした。
時代・国・人物設定等々は様々で、無限の想像力を掻き立てるものでした。
活劇あり、友情あり、恋愛あり。道徳・人情の機微等に触れ学んだ気がします。
今は聞く側から演じる側となりましたが、皆様の"一服の癒し"のお役に立てればと思っております。
さて、今回の「ラングドックの薔薇」もお楽しみあれ!!!
廣田高志
新劇の舞台俳優としてご活躍の廣田高志さん、「青春アドベンチャー」でも名バイプレイヤーとして数多の作品にご出演いただき、その職人技を遺憾なく発揮してもらっています。
今回の『ラングドックの薔薇』でも後半に登場の重要な役どころでご活躍いただきますが、まずは物語の冒頭から、海宝直人さん演じる主人公ペイレを追いかける借金取りのベルナルド役にはじまり、いくつもの兼ね役をお願いしています。
『ラングドックの薔薇』キャストボイス、次回は秋山エリサさんからのメッセージをお届けいたします。
『ラングドックの薔薇』(全10回)
~俺にはとっくに、騎士を名乗る資格などない。~
【NHK FM】
2023年6月19日(月)~6月23日(金) 午後9時30分~午後9時45分(1-5回)
2023年6月26日(月)~6月30日(金) 午後9時30分~午後9時45分(6-10回)
★「聴き逃し」配信あり(放送から1週間)
【出演者】
海宝直人 廣瀬友祐 坂本真綾 彩乃かなみ
音くり寿 石川禅 今井朋彦 川口竜也
桜咲彩花 廣田高志 秋山エリサ 木下祐子
【作】
並木陽
【音楽】
日高哲英
【スタッフ】
技術:大塚茂夫
音響効果:菅野秀典
制作統括と演出:藤井靖
【あらすじ】
地中海と大西洋に挟まれピレネーの山並みを望む南フランス、ラングドック地方。長きにわたりフランス国王の支配の外で独自の文化と繁栄を誇ってきたが、その豊かな領土を欲した国王による「異端」討伐を名目とした軍勢によって、諸侯は屈服させられていた。
戦いが止んで数年を経た1237年。没落貴族の子弟ペイレ(海宝直人)と幼なじみのギレム(廣瀬友祐)は、“ラングドックの薔薇”と謳われる地方領主マルケジア(坂本真綾)が催す宴席で再会。二人して思いがけない危険な旅に巻き込まれる羽目になる……。
時代の変化に呑まれゆく土地で育った“その後の世代”の若者たちが、迷いながらも自分の道を見つけ出していく姿を描く時代ロマン。