2月6日(月)から始まる青春アドベンチャー『マクロプロスの処方箋』、出演者の皆さまのメッセージをご紹介しています。今日は大久保祥太郎さんです。
【大久保祥太郎さん メッセージ】
青春アドベンチャーには、これまで何度か参加させていただきましたが、その度に"好き"が増します。
耳で感じ、想像し、その世界に没入する。
なんて素敵なのでしょう。
今回はヤネク・プルスという青年を演じました。
鈴木壮麻さん演じるヤロスラフ・プルス男爵の息子で、音くり寿さん演じるクリスティナの婚約者です。
片想いしていたり、想い人に振り向いてもらえるように必死な役が多い近年ですが、今回もその片鱗が、、、。
生きていく上で「老い」や「死」は常に付き纏います。
もしあなたが、不老不死の技術を手にすることができたとしたら…
想像力を掻き立てながら、お楽しみください。
青春アドベンチャーには、昨年の『青髭公の五番目の花嫁』に続いてのご出演です。
前回はヒロインに想いを寄せる優しい羊飼いの青年役でした。
同じく東欧を舞台にした物語ではありますが、今回は現代に近い1920年代のプラハ、かなり趣が異なります。
大久保さん演じるヤロスラフ・プルスは、父親に自分を認めてもらいたいという健全な若さをもつ青年として登場しますが、物語の中で大きな感情の揺れを経験し、ある行動を起こします。その経緯が、今回の鈴木アツトさんの脚色では、カレル・チャペックの戯曲と異なる描かれ方をしています。
古典の名作はアダプテーション、再話によって何度でもよみがえる、というのが面白いところだと思います。
『マクロプロスの処方箋』キャストボイス、次回は石橋徹郎さんのメッセージをお届けします。
『マクロプロスの処方箋』(全5回)
~エミリア・マルティ。あなたには何か秘密がある……!~
【NHK FM】
2023年2月6日(月)~2月10日(金)午後9時15分~午後9時30分(1-5回)
【出演者】
大空ゆうひ 音くり寿 鈴木壮麻
石橋徹郎 大久保祥太郎 林次樹
【原作】
カレル・チャペック
【訳】
阿部賢一
【脚色】
鈴木アツト
【音楽】
日高哲英
【スタッフ】
技術:林晃広
音響効果:野村知成
制作統括と演出:藤井靖
【あらすじ】
1922年プラハに現れ、人々を魅了するオペラ歌手エミリア・マルティ(大空ゆうひ)。エミリアに憧れ、自らも歌手を志すクリスティナ(音くり寿)は、ある100年に及ぶ裁判をきっかけに、彼女の秘められた過去に興味を持つが……。
もし死を克服して長命を可能にする不老不死の技術を手にすることができたとしたら、それは人間の存在に何を突きつけるのか? 『山椒魚戦争』など寓意的な想像力に富んだ作風で知られ、『ロボットRUR』ではロボットという概念を創唱したチェコの国民的作家カレル・チャペック(1890-1938)による先駆的な戯曲をベースに、劇作家・鈴木アツトによるオリジナル脚本でオーディオドラマ化。