3週間お休み中の「青春アドベンチャー」、8月29日(月)から放送が始まる『軽業師タチアナと大帝の娘』の全キャスト13名の皆さまからのメッセージを連日お届けしています。
今回は朝夏まなとさん演じる主人公タチアナと同じ軽業の一座の仲間、ダリヤなどを演じて下さった桜咲彩花さんです。
【桜咲彩花さん メッセージ】
収録日の写真を見返すと
笑顔溢れるあたたかい現場だったなぁと、ほっこりと。
収録時は作品の世界の中にグッと呑み込まれていくような濃い時をご一緒させて頂きました。
大切な方々と共にお芝居させて頂ける喜び、
ご縁で出逢う事が出来た皆さまの声の表情を間近で感じて
ゾクゾクしながら
物語の中を生きる人々の言葉に
今を生きる自分も心おされ。
並木陽さんの素敵な作品に再び参加させて頂けて本当に嬉しかったです!
音楽で更に彩られ
一つ一つの"音"の表現の繊細さに
毎回感動してしまうオーディオドラマ。
全てが融合されて
『軽業師タチアナと大帝の娘』
どんな世界が広がっているのか…
放送がとても楽しみです!
ラジオを通して、
沢山の皆様にお楽しみ頂けますように!
桜咲彩花さんは、時代もの現代ものを問わず、“ドラマティック・ボイス”の使い手として大いに頼りにさせてもらっています。
決して登場が多いわけではなかったのに強い印象を残してくれた『1848』の貴族令嬢ナターリア役。
記憶に新しい『黒い瞳のボヘミアン』の人情味あふれるイヴェット役。
同門の宝塚歌劇団の先輩で今回も共演の野々すみ花さんもそうですが、持って生まれた声質もさることながら、たとえて言えばバレエや日本舞踊の踊り手の練達した所作のように、娘役を極める中で磨き上げられた台詞回しの妙によって場面に命を吹き込んでくれます。
今回は軽業師タチアナと同じ一座のダリヤ役に加え、もうひとつ物語中盤からはペテルブルクの宮廷に仕えるマーヴラ役でご登場。他にも兼ね役があります。どの場面でも、共演者と息の合ったお芝居で物語を支えて下さいました。
『軽業師タチアナと大帝の娘』キャストボイス、次回は塩田朋子さんからのメッセージをお届けします。
『軽業師タチアナと大帝の娘』(全15回)
~陶酔に身を委ね、大地に渦巻く精霊たちの力を借りて跳べ!~
【NHK FM】
2022年8月29日(月)~9月2日(金)午後9時15分~午後9時30分(1-5回)
2022年9月5日(月)~9月9日(金)午後9時15分~午後9時30分(6-10回)
2022年9月12日(月)~9月16日(金)午後9時15分~午後9時30分(11-15回)
【出演者】
朝夏まなと 野々すみ花
藤岡正明 渡辺大輔 愛月ひかる 石川禅
上口耕平 栗原英雄 川口竜也 塩田朋子
桜咲彩花 廣田高志 大河原爽介
【作】
並木陽
【音楽】
日高哲英
【スタッフ】
演出:藤井靖
技術:浜川健治 林晃広
音響効果:今井裕 柴田なつみ 横山健太
【あらすじ】
18世紀ロシア。亡きピョートル大帝が西への窓を開き、新たな風を取り入れようと築いた都ペテルブルク。急速な西欧化の一方でロシアの伝統を蔑ろにした暴政に対する不満も燻っていた。そんな世相もどこ吹く風、黒革の仮面で顔を覆う軽業師タチアナの陽気な口上が響く。「紳士淑女の皆様、太陽の沈まぬ夏の夜のつれづれに、この一時はあらゆる憂いを忘れ、我らが妙技に酔いしれられませ!」
古い技を受け継ぐ芸能者スコモローフの末裔が、腐敗した権力者の気まぐれから思いがけない危機に陥り、人々との出会いを重ねながらシベリアと帝都を股にかけた冒険を繰り広げ、やがて陰謀渦巻くロマノフ朝の中枢に関わっていくグランドロマン。