5月8日(月)から2週にわたって放送中の青春アドベンチャー『ウィル』、全出演者の皆さまからのコメントも残すところお二方。
今日はウィルの親友クリス役の石川新太さんからのメッセージをお届けします。
【石川新太さん】メッセージ
初めてオーディオドラマに出演いたしました。
どんな風に収録するのか想像がつかず緊張していたのですが、ウィル役の清史郎くんをはじめ、大希さんや真志さんなど、個人的にはお顔を見るだけで少しリラックスほどよく知る顔ぶれで、のびのびとお芝居することができました。
視覚情報が無いぶん、声だけで様々なことを表現しなければいけないのですが、かと言って何か普段と違う芝居をしなければいけないわけではありませんでした。
人との距離感、息遣い、テンション…お芝居する上で重要な細かい部分を再確認でき、役者としても成長できる刺激的な収録でした。
この『ウィル』には強い心を持っている様々なキャラクターが登場します。
時代も国も違えど、不安を抱えながら戦っている人も多い今日このごろ。
今を生きる僕らにも刺さるセリフがたくさんありました。
是非たくさんの方に聴いていただきたいです。
石川新太さんに演じていただいたクリスは、荒くれ者が幅をきかす西部の町にあって異色の頭脳派タイプの少年。“腰抜け”と蔑まれているウィルにとって、かけがえのない唯一の友達です。
主人公ウィル役を加藤清史郎さんお願いできることになり、近い年齢でお芝居が達者な演者さんとして真っ先にお名前が思い浮かびました。かねがね舞台でのご活躍を拝見し、ぜひご一緒したいと願っていたのです。
『ウィル』キャストボイス紹介、次回は物語の鍵となる人物デイジーを演じていただいた、留依まきせさんのメッセージをお届けします。
『ウィル』(全10回)
~強くなりたい。俺を笑うヤツらをぶちのめしてやるんだ。~
【NHK FM】
2023年5月8日(月)~5月12日(金)午後9時30分~午後9時45分(1-5回)
2023年5月15日(月)~5月19日(金)午後9時30分~午後9時45分(6-10回)
★「聴き逃し」配信あり(放送から1週間)
【出演者】
加藤清史郎 内藤大希 留依まきせ 大山真志
石川新太 千葉哲也 桜咲彩花 伶美うらら
鍛治直人 華雪りら 赤塚篤紀
丸山厚人 林田航平
【作】
今城文恵
【音楽】
川田瑠夏
【スタッフ】
技術:大塚茂夫
音響効果:野村知成
制作統括と演出:藤井靖
【あらすじ】
1863年の夏、アメリカ西部のネバダ。東部で続く南北戦争をよそに、銀鉱山の採掘で景気のいい街ブルーバードビル。砂埃の中、一台の馬車がやってくる。その乗客が最初に出会った少年は、街一番の「腰抜け」ウィル(加藤清史郎)。乗客の青年サム(内藤大希)はのちに大作家マーク・トウェインとして名を馳せるが、今はまだ一介の新聞記者だ。
街の真ん中にある宿屋兼酒場に入ったサムは、街を牛耳る無法者たちに囲まれ、いきなり「人を殺したことは?」と訊かれる。そんな暴力が支配する街でもがくウィルの前に、ある日凄腕のよそ者が現れて・・・。強さとは何なのか、腰抜けウィルの戦いと葛藤を描く西部劇。