6/19(月)から2週にわたって放送の『ラングドックの薔薇』、出演者の皆さんからのメッセージをお届けしています。
【桜咲彩花さん】メッセージ
「面白い…!」
台本を初めて読み終えた後に思わず呟きましたが、
現場で豪華キャストの皆さまの声と共に、更に無限の想像力に掻き立てられ!何十倍にも広がっていきました。
13世紀の南フランス。
登場人物それぞれがそれぞれに誰かを強く想う。
いつの世も変わらず、人が人を強く慕う心に心打たれ。
並木陽さんの綴られる美しい言葉が大好きなので、こうしてまた携わらせて頂く事が出来てとても幸せに思います。
作品、役との出逢い、ご一緒させて頂けた皆さまと共に創り上げる時間。改めて宝物だなぁと感じるあたたかな時でした。
6月。薔薇の花の季節ですね!
「ラングドックの薔薇」の世界を皆さまにお楽しみ頂けますように!
経験に培われた引き出しが豊富な演者さん・・・という印象を持っています。これまで様々な作品で頼りにさせてもらってきました。特に必ずしも登場シーンが多いわけではなかった『1848』のナターリア役は、聴いて下さった方からの反響も大きく作品全体の印象を高めてくれたと言っても過言ではありませんでした。
先ごろの『ウィル』でも複数の役を兼ねてもらいましたが、どんな設定でも品格を損なうことなく、でも思い切りよくシャープに役を造形して下さいます。
そんな桜咲彩花さんに、今回は一つの役だけに専念していただきました。
坂本真綾さん演じる女性領主マルケジアに忠実に仕え、神出鬼没の働きで主人公ペイレたち一行の旅の途上に関わってくるフォルニエラ。和ものの時代劇風に言えば「忍び」という感じでしょうか。フォルニエラの活躍にご注目ください。
『ラングドックの薔薇』キャストボイス、次回は廣田高志さんからのメッセージをお届けいたします。
『ラングドックの薔薇』(全10回)
~俺にはとっくに、騎士を名乗る資格などない。~
【NHK FM】
2023年6月19日(月)~6月23日(金) 午後9時30分~午後9時45分(1-5回)
2023年6月26日(月)~6月30日(金) 午後9時30分~午後9時45分(6-10回)
★「聴き逃し」配信あり(放送から1週間)
【出演者】
海宝直人 廣瀬友祐 坂本真綾 彩乃かなみ
音くり寿 石川禅 今井朋彦 川口竜也
桜咲彩花 廣田高志 秋山エリサ 木下祐子
【作】
並木陽
【音楽】
日高哲英
【スタッフ】
技術:大塚茂夫
音響効果:菅野秀典
制作統括と演出:藤井靖
【あらすじ】
地中海と大西洋に挟まれピレネーの山並みを望む南フランス、ラングドック地方。長きにわたりフランス国王の支配の外で独自の文化と繁栄を誇ってきたが、その豊かな領土を欲した国王による「異端」討伐を名目とした軍勢によって、諸侯は屈服させられていた。
戦いが止んで数年を経た1237年。没落貴族の子弟ペイレ(海宝直人)と幼なじみのギレム(廣瀬友祐)は、“ラングドックの薔薇”と謳われる地方領主マルケジア(坂本真綾)が催す宴席で再会。二人して思いがけない危険な旅に巻き込まれる羽目になる……。
時代の変化に呑まれゆく土地で育った“その後の世代”の若者たちが、迷いながらも自分の道を見つけ出していく姿を描く時代ロマン。