5/23(月)から2週にわたって放送の『青髭公の五番目の花嫁』、つづいてメッセージをご紹介するのは、この方です!
【伊礼彼方さん】メッセージ
大好きな青春アドベンチャー。また呼んで頂けて嬉しい限りです。プロデューサー(演出家?)に「今回は特別出演です(笑)」と冗談混じりで伝えられ、「どういう事?」と思いましたが、本を読んだら納得!
バティル将軍は妹を愛する青髭の義兄。出番は多くはないですが、出てくると喋る喋る。作品にはなくてはならない存在。お得意のどんでん返しもあります。
そしてまさかの患者さんでも出演します!!ヘーックション!!(笑)
初めての吉田さんの脚本はとても面白く、リリアナと青髭の不器用な距離感が言葉だけで絶妙に描かれている。ドキドキわくわくさせてくれます。バティル将軍のチョイスする言葉もなかなかキザで陽気で、和樹くんと「北斗の拳のジュウザでやってみる!?」なんてちょっと遊んでみたりして。結局しませんでしたけど。(笑)
効果音が入ると、そこはまるで中世。
耳を澄ませて青春アドベンチャーの世界観をご堪能ください。
伊礼彼方さんに演じていただいたのは、バティル将軍役。加藤和樹さん演じるガデル・マグダヌール公爵と同盟関係にある隣国の武人です。そして義兄、つまり亡くなった四番目の妻の兄という関係でもあります。
真彩希帆さん演じる主人公リリアナと3人で会食する長い場面は、途中で止めずに一息に収録し、まるで古典翻訳劇の舞台を観劇しているような味わいになりました。場面は多くありませんが、ひとたび登場すれば、色濃く場を満たすバティル将軍の存在感は、収録スタジオでの伊礼さんご自身と重なります。
伊礼さんの肉声が耳に響いてくるようなメッセージにもありますとおり、バティル将軍として登場する前に、もう一役、主人公リリアナの父ジャンが営む村の診療所を訪れる患者さんの役をお願いしました。だんだんミステリアスでシリアスな色を深めていく物語の中で、ちょっとコミカルな場面ですので、そちらもお楽しみに。
『青髭公の五番目の花嫁』出演者メッセージ、次回は鈴木壮麻さんからの声をお届けいたします。
『青髭公の五番目の花嫁』(全10回)
~命とひきかえに、どんな約束でも守ると誓えるか?~
【NHK FM】
5月23日(月)~27日(金)、5月30日(月)~6月3日(金)
21時15分~21時30分
【出演者】
真彩希帆 加藤和樹 香寿たつき 鈴木壮麻
伊礼彼方 桜一花 大久保祥太郎
末次美沙緒 原康義 上野黎也 sara
丸山厚人 大河原爽介
【作】
吉田小夏
【音楽】
日高哲英
【スタッフ】
技術:林晃広
音響効果:澁谷花奈 金本美雨
制作統括と演出:藤井靖
【あらすじ】
この土地には、青髭公の噂を知らない者はいない。深い森に囲まれた城に住む青髭公は、過去に4人の妻を娶ったが、女たちは次々に死んだ。噂では、この土地に古くからある風土病で死んだとか、あるいは青髭公の一族の先祖は吸血鬼で、妻たちが死んだのはそのせいだとか……。
その隣国の町外れで、診療所を営む父を手伝っているリリアナ(真彩希帆)は、ある日、幼い義弟とともに国境の川にかかる橋を渡り、深い森に彷徨い込む。そこで狩りに訪れていた男と出会う。その男こそ、青髭公と呼ばれる領主、ガデル・マグダヌール公爵(加藤和樹)だった。
数々の芸術作品のモチーフとなってきた青髭伝説の新たな扉を開く現代のゴシック・ロマン。