『ラングドックの薔薇』 海宝直人さん

NHK photo:Itaru Hira
2023年6月1日 午後5:00 公開

6/19(月)から2週にわたって放送の『ラングドックの薔薇』、出演者の皆さんのメッセージをお届けしてまいります。

トップバッターは、主人公ペイレ役の海宝直人さんです。

【海宝直人さん】メッセージ

今回没落貴族の子弟、ぺイレ役を演じます。

これまで青春アドベンチャーで演じた役とは一味違うキャラクターを楽しみながら演じさせていただきました。

激しく変化する時代の中で、登場人物たちそれぞれの想いが交錯し、出逢いや別れがドラマティックに描かれます。

廣瀬さん演じるギレムとペイレの幼馴染ならではのやり取りも時に可笑しく、時に激しく、聴きどころ満載!

共演の皆さんのやり取りを聴いているだけで情景が浮かび、ラジオドラマの面白さや深さを改めて実感する収録となりました。

皆様もぜひ、ぺイレやギレム達と共に笑いあり涙ありの冒険の旅を最後までごゆっくりお楽しみください!


借金取りから逃げ回り、言葉巧みに女性と懇ろになってはお金の無心を繰り返してきた、とても品行方正とは言い難い青年ペイレを演じてもらいました。

少々やさぐれ気味の口調から繰り出される、戯れ言、軽口、憎まれ口……。そんな幼なじみに苛立つ生真面目なギレムとのコンビの掛け合いが、今回のドラマの基調となります。

すっかりミュージカル界での地歩を固め、世代を代表する実力派として縦横無尽の活躍を続ける海宝直人さん。卓越した歌唱や演技はもちろんのこと、以前から注目していたのは、そのトーク力です。

コンサートのMCや配信番組などで、しっかり品行方正に対話相手の話を引き出しつつ、時に絶妙の間合いで洒落っ気の効いた言葉を繰り出す呼吸は、ちょっとペイレの人物造形のヒントにさせてもらった面もあります。

『ラングドックの薔薇』キャストボイス、次回は廣瀬友祐さんのメッセージをお届けいたします。

『ラングドックの薔薇』(全10回)

~俺にはとっくに、騎士を名乗る資格などない。~

【NHK FM】

2023年6月19日(月)~6月23日(金) 午後9時30分~午後9時45分(1-5回)

2022年6月26日(月)~6月30日(金) 午後9時30分~午後9時45分(6-10回)

★「聴き逃し」配信あり(放送から1週間)

【出演者】

海宝直人 廣瀬友祐 坂本真綾 彩乃かなみ

音くり寿 石川禅 今井朋彦 川口竜也

桜咲彩花 廣田高志 秋山エリサ 木下祐子

【作】

並木陽

【音楽】

日高哲英

【スタッフ】

技術:大塚茂夫

音響効果:菅野秀典

制作統括と演出:藤井靖

【あらすじ】

地中海と大西洋に挟まれピレネーの山並みを望む南フランス、ラングドック地方。長きにわたりフランス国王の支配の外で独自の文化と繁栄を誇ってきたが、その豊かな領土を欲した国王による「異端」討伐を名目とした軍勢によって、諸侯は屈服させられていた。

戦いが止んで数年を経た1237年。没落貴族の子弟ペイレ(海宝直人)と幼なじみのギレム(廣瀬友祐)は、“ラングドックの薔薇”と謳われる地方領主マルケジア(坂本真綾)が催す宴席で再会。二人して思いがけない危険な旅に巻き込まれる羽目になる……。

時代の変化に呑まれゆく土地で育った“その後の世代”の若者たちが、迷いながらも自分の道を見つけ出していく姿を描く時代ロマン。