『白銀騎士団 シルバー・ナイツ』神農直隆さん

NHK
2022年11月2日 午後4:16 公開

来週11/7(月)から二週にわたって放送の青春アドベンチャー『白銀騎士団 シルバー・ナイツ』、今日は神農直隆さんからのメッセージをお届けします。

【神農直隆さん メッセージ】

お話をいただいた時、とても嬉しかった。何でだろう?と一年前を思い出す。演出の藤井靖さんはじめスタッフの皆さんとの仕事がとても楽しかった、ラジオドラマの仕事を本当に大切に真剣にそして愉しみながら取り組まれているスタッフの方々の姿勢や気持ちに、僕は惚れ惚れし、背筋が伸び、それが芝居を善くしてくれているのを実感出来たから、だと。

今作脚色の菊地百恵さんも親身に助言や相談もしてくださって益々嬉しい気持ちになり、川田瑠夏さんの音楽がこの作品に乗るのがとても楽しみ♪

勿論、キャスト陣との出会いもとても愉しい。長くはない時間の中でのセッションは色んなモノが張り巡らされて頭も足元もヂリヂリして来るけど、その土台の上での交歓は、凄く気持ちの善いもので「あぁ、また演りたい」と、収録が終わってもいないのに思ってしまう位。

「One for all, All for one」な現場で同じ時間を過ごす事が出来て本当に幸せで、有り難いひととき。

平日の夜、聴いてくださる皆さんと一緒に物語を生きられたら良いなぁと願っております。

今回お願いしたゴーシュ役は、相葉裕樹さん演じる主人公の準男爵ジョセフ・アーネスト・フィッツシモンズに仕えるインド人の従者。原田優一さん演じる中国人従者の李とともに、『水戸黄門』で言えば助さん・格さん、『ルパン三世』で言えば次元・五右衛門という感じで、この3人にメイドのアニーを加えた面々のキャラクターの魅力が、『白銀騎士団 シルバー・ナイツ』の大きな要素となっています。

神農直隆さんと前回ご一緒したのは、2021年春に放送の『イッツ・ア・ビューティフルワールド』。

『イッツ・ア・ビューティフルワールド』(2021年3月放送)

現代の日常の中に仇者(アダモノ)と呼ばれる異質な存在が絡んでくる独特の世界観の物語で、神農さんには、その仇者である弥三郎という登場人物を演じてもらいました。

頂戴したメッセージを拝読して、やはり仇者役でいらした毬谷友子さんの演劇の追及への桁外れの(!)情熱に、収録現場で神農さんが深く感じ入っていらしたご様子を思い出しました。

共演者の皆さん同士の心の受け渡しから生まれる、台詞の掛け合いの妙をお楽しみいただければと思います。

『白銀騎士団 シルバー・ナイツ』キャストボイス、次回は原田優一さんのメッセージをお届けします。

『白銀騎士団 シルバー・ナイツ』(全10回)

~霧深き帝都ロンドンに巣食う大いなる闇に立ち向かえ!~

【NHK FM】

2022年11月7日(月)~11月11日(金)午後9時15分~午後9時30分(1-5回)

2022年11月14日(月)~11月18日(金)午後9時15分~午後9時30分(6-10回)

 ★「聴き逃し」配信あり(放送から1週間)

【出演者】

相葉裕樹 原田優一 神農直隆

瑞生桜子 岡幸二郎 彩乃かなみ

佐藤誓 西原誠吾 梶原航

【原作】

田中芳樹

【脚色】

菊地百恵

【音楽】

川田瑠夏

【スタッフ】

技術:大塚茂夫

音響効果:菅野秀典

制作統括と演出:藤井靖

【あらすじ】

舞台は英国、ヴィクトリア朝の終焉を経て新時代を迎えた20世紀初頭、冬のロンドン。

銀製の武器を手に、この世ならざる怪異に立ち向かう白銀騎士団……と言えば聞こえはいいが、率いる准男爵家の若き当主ジョセフ(相葉裕樹)は、頭脳明晰とは言えず、いつも金欠。頭の中は麗しい女性のことばかり。彼に付きしたがっているように見えつつ実質お守りをしているのが、父の代からの従者である中国人の李(原田優一)とインド人のゴーシュ(神農直隆)、そしてアイルランド人のメイドのアニー(瑞生桜子)。

彼らのもとに、警察には知られたくない特殊な事情を持つ人物からの奇妙な依頼が舞い込み、思いがけない謎と冒険へと巻き込まれて行く。