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「大江健三郎が生きた“谷間の村”」

初回放送日:2023年6月9日

今年3月亡くなった愛媛県出身のノーベル賞作家、大江健三郎さん。多くの小説に書き続けたのが故郷・内子町の“谷間の村”だ。大江さんが残した“谷間の村”の物語とは…。 芥川賞受賞作「飼育」や「万延元年のフットボール」など、88年の生涯で100以上の作品を生み出した大江さん。「風景・人間関係など小説の基本のモデルはこの村にある」と語り、“谷間の村”は大江文学の原点となっている。一本の木から想像力を育み、幼いころの父の死から死生観を考え“谷間の村”を描き続けた作品は、現代性を映し出すと高く評価され世界で読まれている。大江さんが私たちに残したメッセージに迫る。

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目次
  • 神童の文学少年
  • 父の死から芽生えた死への思索
  • 影響を与えた“終戦の記憶”
  • 59歳 ノーベル文学賞 受賞