医療機関以外の場所でたんの吸引などの処置を日常的に行う「医療的ケア」。処置を必要とする人は四国でも年々増えている。共に生きていくために何が必要か考える。
2年前に医療的ケア児支援法が成立。18歳未満の医療的ケアが必要な子どもたちについては、地域の保育園や学校での受け入れが進み始め、現在四国でも40人近くが通う。どのような形でサポートしていくべきか、模索を続ける愛媛県と徳島県の現場を取材した。一方、18歳以上の医療的ケアが必要な人についてはまだ十分なサポートが整っていないのが現状だ。地域で暮らしていける「場」を増やしたいと活動する高知県の施設を見る。