「秋田 森吉山 秋から冬」

秋田県の中央にそびえる森吉山は標高1454メートルの古い火山。中腹にはブナをはじめとする落葉広葉樹の森が広がる。秋、森は美しく色づき、鳥たちが恵みを求めて集まる。標高1100メートルを超えると風景は一変、針葉樹のオオシラビソが森を作る。厳しい冬、樹氷が山頂に続く斜面を埋め尽くす。世界で数か所でしか見られない絶景だ。今回、樹氷が形作られる様子の撮影に成功した。秋から冬、神秘の山に輝く命を見つめる。