風さわやか、目には新緑、首都圏の身近な山々でリフレッシュしたい時期ですよね。なかでも高尾山周辺には常緑広葉樹の森と落葉広葉樹の森の両方があって、とても多様な自然があるのが特徴とされています。
番組第5回は「高尾山~誰もが知る山を誰よりも楽しむ~」5月22日放送予定です。
ワタクシ案内人Bも大型連休明けに高尾山を訪ねてみました。登山道のあちこちでとにかく目に付くのはこちら、シャガの花の彩りです。
一方、緑の彩りは2色。カシなどの常緑樹も若葉が出ているんですね。
大勢の人が行き交う1号路から別の自然研究路に少し入ると、白く透き通るギンリョウソウがひっそり咲いていました。
今回の番組自体は2月下旬撮影の映像で構成していますので、今の季節の花の参考にするには難しいのですが、紹介するルートや景色は注目です。
高尾山口駅を出発し高尾山周辺を大回りする“南高尾セブンサミッツ”と呼ばれるルートや、陣馬山へと向かう奥高尾縦走路などを中心に、“山の編集長”萩原浩司さんが案内します。
下の写真の景色は、“南高尾セブンサミッツ”の途中にある見晴台からの大展望(番組の映像より)。富士山や丹沢など山に注目するか、相模川がつくった地形に注目するか、いろいろ見どころがありますね。新鮮な景色と森の空気を楽しむヒントになれば幸いです。
また番組では、ケーブルカー高尾山駅からほど近い「高尾山さる園・野草園」(入場は有料)も“花の百名山”田中澄江さんのエピソードとともに紹介します。ここには高尾山に昔から自生していた野草ができるだけ自然の姿で見られるように植えられていて、なかには今は高尾山でほとんど見かけなくなったものもあるそうです。
5月下旬から1か月くらいの間に見られる花は、ムラサキ、エビネ、サイハイラン、コバノタツナミ、セッコク、フタリシズカ。ただ今年は例年に比べると全体的に花が少なめだそう。
では、この時期の“いちオシ”の花は? それは セッコクとのことです。ランの仲間ですね。人気のある山野草で、1号路や6号路でも見られるものの 大きな木の上の方に着生していることが多いそうです。ここでは野草園内や さる舎の2階から近い距離で見られるほか、山麓のケーブルカー清滝駅や山上の高尾山駅でも近くで見られるそうです。
高尾山の最新情報は、山頂にある東京都の高尾ビジターセンターや、高尾山口駅近くにある八王子市設置の高尾599ミュージアムなどで入手することができます。
5月22日放送予定 首都圏いちオシ!「高尾山~誰もが知る山を誰よりも楽しむ~」 ぜひご覧ください!