King Gnu・井口理さんに聞く「この分断された世界で、音楽にできることとは」

NHK
2022年3月14日 午後0:12 公開

番組のエッセンスを5分の動画でお届けします

まとめ記事

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(2021年11月15日に公開した記事を再公開しました)

Q:NHKスペシャル「この素晴らしき世界」のナレーションをご担当されてまず感じたことは?

井口:自分のことのように思ってしまったというか、やっぱり自分も音楽業界にいて、こういう分断されている世界というのを痛感しているし、もっと世界がよりよくなったらいいなと思いながらも、何をしたらよいかが分からず、気持ちの整理がつかないまま活動しています。でも、この番組で自分がナレーションをしながら海野雅威さんやキーヨン・ハロルドさんたちの活動に触れ、やはり「差別」とか「世界平和」とかそういう言葉にするのもはばかられてしまうぐらい重い言葉なんですけど、それをやっぱり願うことが大事だと。まずは願わないと実現されないことだと思いますし、きれい事と言われちゃいますけど、やっぱり誰かがそう思ってやってかないといけないことだと思って、その責任は強く感じましたね。自分がアーティストとしてというか、一人の人間としてですけど。

Q:音楽で変えていけることはありますか?

井口:微々たるものかもしれませんけど、きっと変えることもできる職に就いていると思うので、うん。それができたらいいかなと。

私自身も、そんなに大それた気持ちで歌ってはいないですけど。でもステージに立って、ここにいる聴いている人たちがもしかしたら救われる人もいるかもしれないとか、そういうことを感じながら、活動していかなきゃいけないと思っています。

Q:この番組に「愛」を感じるとおっしゃってましたが、具体的には?

井口:この番組は、ドキュメンタリーじゃないですか。どこまでその人の人間性だったり願っていることを見ている人に伝えるかというのが、ドキュメンタリーの宿命というか使命。そこの掘り下げ方に愛を感じたなと。もちろん、ドキュメンタリーは残酷さも写さなければならないものだと思うんですが、でもすごくそこに温かみがあったから、ぼくも感動できたのかなと思いました。

King Gnu・井口理さんがナレーションを担当したNHKスペシャル「この素晴らしき世界~分断と闘ったジャズの聖地~」は、11月20日(土)夜9時放送予定

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