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2020年11月4日(水) 更新
「40人の死は問いかける〜大槌町“役場被災”の真実〜」
東日本大震災で町役場の庁舎が津波に飲まれ、町長を含む40人、町職員のおよそ2割が犠牲となった岩手県大槌町。発災から津波到来までのおよそ35分間、職員たちはなぜ逃げずに庁舎に留まったのか。そこでどんな判断をしたのか、多くが口をつぐんで来た。長期間の交渉を経て、生き残った幹部職員たちが重い口を開き始めた。30人を越える職員への取材を元にあの日の真実に迫る。40人の死が今私たちに問いかけるものとは?
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1200年ほど前に僧侶・空海が開いた高野山金剛峯寺。真言密教の総本山だ。その寺の白ぶすまに、千住博氏が史上初めて筆を入れた。足掛け6年に及んだニューヨークでの創作風景に密着。日本での和紙職人や表具師の匠の技にもカメラが迫った。製作の最終盤、世界は新型コロナウイルスに襲われた。しかし千住は作品に新たな役目が加わったのだととらえた。千年先の人々に、時代の記録としてこの絵を残さねばならないという使命だ。
新型コロナの時代に巨大地震が起きたら、救えるはずの命すら守れない事態が起きる-。専門家による最新研究の結果、コロナ禍で医療がひっ迫した状態で巨大地震に見舞われると、必要な治療を受けられずに亡くなる「未治療死」が続出、国の想定を超える死者が出る恐れがあることが明らかに。災害医療の原点となった阪神・淡路大震災から26年。あの日起きた医療崩壊の教訓を踏まえ、巨大災害への備えを進める最前線の現場を追う。