NHKスペシャル
「謎の感染拡大〜新型ウイルスの起源を追う〜」
世界を混乱に陥れている新型ウイルスの感染拡大。いま世界の研究者たちは、この未知のウイルスがいつ・どこで発生し、どのように広がったのか?その謎の解明に取り組んでいる。NHKでは世界中の研究論文や当局資料、SNSや人々の移動情報などあらゆるオープンソースを使った調査報道を実施。そこから見えてきたのは、これまで各国が発表してきた時期よりも早くヒトへの感染が始まった可能性だった。世界的権威と共に謎に迫る。
見逃し配信
震災前の2005年から16年にわたって仙台・荒浜という半農半漁の地域を記録し続けたドキュメンタリー。大漁と豊作をもたらす風<イナサ>とともに暮らしてきた人々のさりげない日常の中で、津波によって「失われたもの」「変わらないもの」「守り継がれたもの」を描く。困難を前に、人は何をよりどころにして生きるのか。コロナ禍の今だからこそ、荒浜に生きて、荒浜に死んでゆく、日本の集落の営みと、その力強さを見つめる。
福島第一原発事故によって9万人もの住民が強制避難して生まれた広大な無人地帯。5年の歳月で、世界に類を見ない生態系の激変が起きている。人を恐れないイノシシの群れが白昼堂々と街中を歩き、ネズミやアライグマが住宅に侵入して荒らすなど「野生の王国」化が進む。原発事故が生んだ“被曝の森”は今どうなっているのか?生物への放射能の影響は?世界中の科学者たちの調査等から明らかになる知られざる避難地域の5年目の記録
原発事故で、9つの町村が自治体ごと避難を強いられた福島県。川内村はこれらの町村の中でいち早く「帰村」を宣言、住民の帰還を目指してきた。しかし、帰村後の再生の道のりは厳しい。中間貯蔵施設の整備が遅れ、除染で出た廃棄物は村内に置かれたまま。そして、放射線への不安などから、若い世代の多くは村に戻って来ない。「復興のフロントランナー」・川内村を見つめ、事故から4年が経つ福島が抱える問題を考える。
東日本大震災の実話に基づくドラマ。津波にのまれた男性が屋根の破片に乗って福島沖の海を漂流していた。大谷孝志60歳(遠藤憲一)。妻恭子(菊池桃子)は津波の犠牲になった。耐え難い寒さ、飢えと渇き、沈み始める屋根。そして目の前で原発が爆発。死を覚悟するたびに希望をつなぐ品が奇跡のように漂着した。「恭子、生きろというのか」。救助されるまでの三日間、実際のニュース映像を交え、人間の底力と家族の絆を描く。