松下洸平「歌も芝居も、根底から“好き”という気持ちがあるから両方やる」

NHK
2022年10月31日 午後11:20 公開

今、最も注目を浴びる俳優の一人、松下洸平。

2019年、朝ドラ『スカーレット』でヒロインの夫役を演じ、一躍ブレイクを果たした。

芝居に音楽、マルチな才能を発揮する松下は1987年、東京・八王子で生まれた。画家である母の影響で、幼いころから絵を描くのが大好き。美大を目指していたが、高校3年のときに偶然見た映画の影響を受け、歌手を目指す。

音楽専門学校を卒業後、トントン拍子にメジャーデビューが決まったものの、ライブに人が入らず苦労の日々が続く。周りのスタッフから「今の時代、歌が歌えるだけじゃ売れないから、歌いながら一緒に絵も描いちゃいなよ」というアドバイスを受けたことも…。

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後藤:僕らで言うと、いろんなこと踏まえて経験した上で「コントやっていこう」という感じで1個に絞っていったんですけど、その逆というか。俳優からミュージシャン、二刀流じゃないですか。
 

松下:はい。
 

福徳:根底にあるのは、ミュージシャンなんですか。それとも役者なんですか。それとも、人前に立つっていうこと?
 

松下:ほんとにどっちも好きなので、自分の中では5:5ぐらいです。僕自身は分けてないですね。 

後藤:わっと、(活動が)増えていってるわけじゃないですか。大変じゃないですか?
 

松下:それは大変だとは思いますけど、やっぱり根底に「好きだ」っていう気持ちが消えない限りは、どうしてもやめることはできないと思います。音楽作るのも好きですし、歌を歌うのも好きですし、芝居するのもすごい好きなので。「だったらもう、両方やろう」って決めて、今はこの2つを持って生きてますね。
 

後藤:そんだけバイタリティーあったら、この先もう1個、別のやりたいことがポンと出てきたら。
 

松下:どうしましょうね。笑
 

後藤:ねえ。笑
 

福徳:まだ絵が上手っていう(のがある)。
 

松下:ま、好きですね、絵描くのは。
 

福徳:絵描くのは今、どこで発散してるんですか。
 

松下:月1回、僕雑誌でコラム書いてて。で、そこに挿絵を描いてるんですよ、横に。
 

福徳:発散できてんねやな。
 

後藤:描いてんねや。
 

松下:はい。
 

福徳:芝居、歌、(に加えて)絵や。
 

松下:いやいやいや。
 

後藤:絵がおおっ!って注目されて、広がっていって。そしたらまた「(歌いながら絵を描けとアドバイスされた)ペインティング・シンガーソングライター」ていうのが、出てきますよ。
 

松下:(うれしそうに大爆笑)
 

後藤:これからお互い、チェックし合いながら。
 

松下:僕はもう、ずっとチェックしてますから。うれしいっす。
 

後藤:じゃあ「ペインティング・シンガーソングライター」を成仏させるっていう大役を…(我々が)。
 

松下:マジっすか!やばっ。笑
 

福徳:いいんすか。マジで。
 

松下:逆にいいんすか??
 

後藤・福徳:僕ら喜んでですよ!
 

松下:これは……思わぬ展開。
 

福徳:ある日突然、もしかしたら、アップされるかも。
 

後藤:白ホリで。
 

松下:やばい、やばい、やばい…。笑
 

後藤:あんまり立ててやらないほうがいいんかな?
 

福徳:もう「絵描きながら 歌 歌う奴(やつ)」っていうぐらいの。
 

松下:うわあ…やばっ!笑。
 

福徳:さりげなくね。笑
 
 

2022/10/31 スイッチインタビュー「松下洸平×ジャルジャル」EP2より