10代から第一線で活躍、今年デビュー16年目を迎えるKAT-TUNの亀梨和也が会いたいと願った相手は、大ファンだという漫画「ハートカクテル」の作者、わたせせいぞう。
わたせの絵を自宅に飾り、毎日寝る前に眺めるほどのファンという亀梨の1番のお気に入りの作品は「思い出ワンクッション」だ。
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わたせ:こういう話は一瞬でできたんですね。常に思ってたんですよ。鏡使ってチラッチラッといたずらするやつ。
亀梨:子どものころ、よくやってましたよね。笑
わたせ:「いつか使おういつか使おう」って思って、(記憶に)インプットしてたんですね。そしたらある瞬間、つながるんですね作品に。
亀梨:アイデア、いけてるメンズ達、女性もそうですけど…すごいなと!
ご自身の経験とかではないんですか?いやでも、これだけの経験があるとしたら相当ですよね。わたせさん、この登場人物のごとく(恋愛経験豊富)…?
わたせ:よく言われるんですけどね。
恋愛というのは実際にリアルなことをしないと書けないと思うのだけど、亀梨さんがおっしゃるように毎回毎回できるわけではない。
例えば、A地点からB地点までの恋があってBで終わったとします。僕は、終わったそこからイマジネーションがふくらむんです。
亀梨:それこそハートカクテルの世界…。
例えば今、人とのコミュニケーションツールが全然違うじゃないですか。待ち合わせするにしてもどちらかが来ないと、相手の状況を想像するしかない時代。
わたせ:そうなんですよね。その頃の恋は幸せだったと思いますよね。
“来ない”となるといろいろ考えちゃうじゃないですか。最初はいないことに腹が立ってるけど、だんだんだんだん来ない時間が長くなると「電車が止まってんじゃないか」「具合が悪くなったんじゃないか」とか、30分40分ずーっと彼女のことを思ってる。それって今ないじゃないですか?
亀梨:そうですね。「何やってんの?」「どこどこ?」「どうなってる?」って。
わたせ:それが、愛を育んでたのかなって思う。
2022/6/20 スイッチインタビュー「亀梨和也×わたせせいぞう」EP2より