2022/4/4の『橋本愛×田中泯』にご出演いただいたダンサー・田中泯さん。
田中さんが語った「心に残る言葉」をご紹介します!
田中:俳優さんたちは長い時間かけて“セリフの技”を磨きますよね。で、僕は“体の技”を磨いて、「磨かれた体から出る言葉をセリフにしよう」って決めちゃったんです。
僕にとっての“技”は、体は踊る可能性を持つこと、動ける可能性をキープしてあればいいんだと。要するに内側の技術ですね。僕は一生懸命、人を磨く、磨くんだ、磨くんだ・・・・って思い込んで生きているような、そういうやつです。だから人によっては「下手」と思われるけどいいんです。
橋本:見る目ないです。その人(笑)。
田中:でも今は本当に、俳優さんっていう仕事は、おもしろいと思います。それに難しいです。
橋本:難しいはずなのに、何ていうのかな。嘘がないことが一番の理想なので、嘘をつかなくなるまで、いつも準備するんです。でも、泯さんのお芝居というか出で立ち、たたずまいには本当に嘘がない。それはすごいと思って。
田中:(笑)。嘘がないっていうか、本当、バカかもしれないんだけど、嘘を知らないんですよ。だから、嘘だってわかるものに関しては、反応したくもないっていうか。
幸せなことに、嘘な在り様を排除しても、なんとか排斥されずに生きられたっていうのが(僕の)現状じゃないですかね。
橋本:ちょっと自分のお芝居にも通じるような感覚があるので、すごくうれしいです(笑)。
田中:通じますよね。きっとね。
橋本:通じますね。
EP2で橋本愛さんが語った「心に残る言葉」ははこちらから!
橋本愛「私が踊りたい歌いたいという欲求は、本当に根源的なもの」