ジャルジャルは、大阪の高校生時代からの同級生である後藤淳平(画像左)と福徳秀介(画像右)が2003年に結成したお笑いコンビ。ラグビー部で出会った二人は、大学入学後まもなくお笑い養成所に入り、コンビを結成した。
2020年、24歳の時から13度目の挑戦でコント師日本一を決める「キングオブコント」優勝。その後も、ネット・テレビ・ライブを通じてコントの道をまい進中だ。
現在、注目を集めているのが、毎日更新される無料のYouTube動画。
真っ白い背景をバックに、互いが様々な役に扮して即興で繰り出すコントが「クセになる」と評判となっている。
コント動画の数は1800本、総再生回数8億回を突破。他の芸人の追随を許さない存在となっているジャルジャルはまもなく結成20年になる。福徳はふと思い出す光景があるそうで…。
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松下:お二人はすごくコントに特化されていると思うんですよ。どうしてそこまでコントにこだわるのでしょう。コントに対して、なにか信念みたいなものがあるんですか?
後藤:うーん。
福徳:ほんとに、安易な言葉になりますけど…得意やからです。
後藤:どっかのタイミングで、とりあえずコントに特化して。他のことも“コントが元になる何か”ならやるけど、そうじゃないやつはやめていって「コントだけにしてみよっか」てなって。コントを続けていった先にどうなっていくんやろうみたいな、ちょっと興味深いのもあるんですけど。
松下: “得意”っていうものと“好き”っていうものと、ちょっと分かれると思うんですけど、コントを続けてる理由として、好きだからなのか得意だからなのか。どっちか1つ選ぶとなったらどっちですか?
福徳:ああ…「好き」…かなあ…?ほんま恥ずかしい話、ほんまにたまにですよ?たまに二人でコントしてるときに、(後藤とは)高校のときおんなじラグビー部やったんですけど。ラグビーで汗流してた光景、たまに思い浮かぶんですよ。
松下:ええええっ!
後藤:何考えてんの?コント中に?
福徳:思うやん。「あ、そういえばこいつ、ラグビー部のあの後藤やんな」って。
後藤:え、コント中に?笑
福徳:たまに思うやん。
後藤:俺、思わんわ。コント中に「あ、ラグビー部の福徳や」って思わん。笑
福徳:あっそ。
松下:(うれしそうに大爆笑)
後藤:ネタ中には思わんわ。
福徳:俺、終わり感じひんわ。笑
後藤:そうなんや。
福徳:うん。終わり感じんねや?
後藤:全部終わった後とか、やっと終わったってなって。ああでも…「高校の同級生とこれだけの規模のライブ、こんだけの期間やったか」みたいなんは思う。
福徳:今もう40前なって、まだ二人でコントやってるのってこれ、激アツやん!って。
2022/10/24 スイッチインタビュー「松下洸平×ジャルジャル」EP2より