「カビ」のトリセツ

NHK
2022年6月23日 午後7:45 公開

「カビのトリセツ(取扱説明書)」ダウンロードはこちら

http://www.nhk.or.jp/program/torisetsu-show/2022_kabikabi.pdf (※NHKサイトを離れます)※別タブで開きます

【トリセツ01】家具裏のかくれカビを食い止めろ 原因は梅雨どきの結露にあり

■家具裏にもカビは生える ぜひ一度ご確認を!

家具裏のカビを放っておくと、においの原因になるだけでなく、洋服などにカビが移ってしまう危険性もあります。

一般的にカビが生えやすい湿度は80%以上とされていますが、この家具裏のかくれカビの原因は湿度以外にもあるのです。

■ポイント 原因は梅雨どきの「結露」にあり

家具裏のカビは梅雨の時期、比較的気温が低い日に発生しやすいと考えられます。梅雨どきの湿度では、わずかな温度差でも結露してしまう可能性があるのです。

【トリセツ02】家具裏のかくれカビ対策 4センチの隙間で温度差をなくせ

■隙間を空けることで家具裏の温度低下を防げる

隙間を空けることで、壁や床と家具との間に部屋の暖かい空気が流れ込みます。その結果、温度が低下せず、カビが生えにくくなるのです。

※家具と床との間に隙間が空けられない場合は、壁との間だけでも空けると有効です。

■ポイント オススメの隙間は4センチ

梅雨どきの家の環境を再現し隙間の幅を変えながら実験すると、4センチ以上であれば家具裏の温度が下がらず、湿度も上がりにくいという結果が得られました。

【トリセツ03】もう生やさない カビを根こそぎ落とす方法

■家具裏のカビにはアルコールが有効

アルコールには、カビの細胞を壊して死滅させる力があります。

■ポイント アルコールを押し当て「しばらく待つ」

カビの菌糸は、壁の中まで入り込み根づいています。さっと拭くだけでは菌糸が残り、しばらくするとまた生えてきてしまう可能性があります。

アルコールを押し当てしばらく待ち、カビを根絶やしにすることが再発を防ぐポイントです。

■トリセツ流 カビの落とし方