福島の震災から避難し神戸で暮らす高校生・朝海(石井杏奈)は、恋人の教師・岡里(渡辺大知)を巻き込んで旅に出た。同行するのは寡黙な少年・勝(柾木玲弥)、ギャル風の少女・香雅里(木下百花)、そして、純朴な少年・本気(前田航基)。一行が目指すのは、原発事故の影響で立ち入りが制限された街、福島県富波町。母校の小学校にたどり着いた彼らは、長い旅の終わりに何を見、何を思うのだろうか。